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  • Willy
  • 2011年09月12日 06:00

日本と異なる米国のテレビ・DVD事情(2)コンテンツ提供機器

前回のエントリーで書いたように、無料番組よりケーブル、ケーブルよりインターネット経由という事情を反映して、米国ではテレビは単なるモニターに近い位置づけになってきており、コンテンツの配信は別枠で考えるのが主流である。

しかし、コンテンツの受信・再生機器の主流が何になるのかはまだはっきりしない。
その結果、現在は多種多様な機器がしのぎを削ってるというのが実情だ。

1.コンテンツ受信に絞った機器



インターネット経由のコンテンツ配信に絞った機器が、Apple TV と Roku だ。いずれも、手のひらに乗るサイズの小さな箱型である。

Apple TV は、iTunes を通じた映画やTVドラマの配信を行うほか、Netflix や MLB.com を通じたコンテンツ配信にも利用できる。
ただし、字幕の方式が異なるために Netflix の字幕が利用できないなど多少の制約もある。価格は99ドルだ。

一方、Roku は、iTunes は使えないが、Netflix や Hulu, Amazon さらにはFacebook などより多くの事業者のコンテンツを閲覧できる。価格も59ドル〜と Apple TV より安く設定されている。値段や便利さを考えればもっと普及していても良さそうだが、商品が抽象的で一般大衆に分かりにくいのが、案外盲点なのかも知れない。

2.他のメディアなどとの複合機器



もう一つのグループは、ブルーレイ・プレーヤーやゲーム機などとの複合機だ。

複合機であることに100%の必然性があるわけではないが、コンテンツの提供という意味では役割が似ているし、一部のゲーム機はもともとネット接続が必要なことからハード面での重複も大きい。
そして何より価格の高い機器ではないので、普及への障害が低い。

3.テレビとの複合機器



もう一つの方向性は、原点に戻ってテレビにコンテンツを組み込もうという動きだ。ソニーやロジテックが発売している Google TV などがある。
この方式には、操作やセットアップの簡単さでは利点があるし、Google のような企業と組めば、コンテンツの検索などでも利点がある。

しかし、恐らくこの方法は主流とはなり得ないだろう。
テレビのように、大きくて価格の高い商品とセットになっていることは普及の大きな障害となる。

また、画面とコンテンツの受信装置としての寿命が同程度であるという保証も全く無い。仮に、Google TV がプラットフォームとして主流になることはあっても、テレビにビルトインされた装置として主流になるのは難しそうだ。

そんなことを踏まえつつ、今回はブルーレイ・プレーヤーを買うことになっていたので、量販店最大手のBestBuy のサイトで製品を調べてみると、主なメーカーは、サムスン、LG、 ソニー、パナソニック、Insignia あたりだ。

案外盲点になるのは、自分で録画した、BD-R/RE などのフォーマットをサポートしていない機器が案外多いことだが、録画機器がほとんど売られていないのだから、当たり前と言えば当たり前だろう。
サポートしているフォーマットの多さを考えると、どうやら LG とパナソニックあたりが最も良さそうだ。
私は、愛国者なのでもちろんパナソニックを選択。

検討したのは、-- Panasonic DMP-BD75 (Amazon価格(9/8現在): 84ドル、税別) -- Panasonic DMP-BDT210 (Amazon価格(9/8現在): 147ドル、税別) の2種類。
前者はプレーヤーのみ、後者は Wifi がビルトインされていてNetflix, YouTube, Amazon などのネット経由の動画配信が可能になっている。

また、後者は3Dの再生や、映像を2Dから3Dに擬似的に変換することができるが、いずれにせよテレビが対応していないので使えない。価格差を考えると安いほうを買った上で差額に少し足してApple TV を買うことも考えられたが、今回は後者を選択した。

このプレーヤーを使ったストリーミングの使用レポートは次回書きたい。
関連するエントリー:日本と異なる米国のテレビ・DVD事情(1)米国のテレビ事情

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