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予算委員会/エネルギー・原発の集中審議(一)

3月10日の予算委員会は、東日本大震災の前日ということで「災害復興・エネルギーに関する集中審議」でした。

私は大きく分けて四つの事を安倍総理に提案しようと思い、質問に立ちました。

(一) 政府・自民党が再稼働に向けて邁進する中、原発の意義をもう一度考え、「事故は必ず起こる」という前提の元、慎重に進めてもらいたい
(二) 福島原発の汚染水と廃炉に関しては、もっと門戸を開いて取り組んでもらいたい
(三) 原発は一時国有化し、東電は再編するべき
(四) 原発は「安い」という神話は捨てて、エネルギーのベストミックスを考えるべき

まずはアイスブレイクをしようと思い、日常会話的に以下の三つを提案しました。
①映画「10万年後の安全」を観て頂きたい。
②フィンランド、オンカロ最終処分場の視察に行って頂きたい。
③小泉元総理と会って、エネルギー・原発政策について話し合って頂きたい。

映画については観ていない、フィンランドについては視察に行っていない、小泉元総理との面会については会っていないという答弁でした。 最後の提案に対しては、「息子さんとはよく会っております」とのユーモアを交えて答えて下さり、私のアイスブレイクにのってくれました。 (しかし、「10万年後の安全」はぜひ観て頂きたいですね)

そして、(一)の慎重に進めてもらいたいことの具体例として、田中原子力規制委員長を交え、「避難対策」についての質問をしました。 例えば福井県の大飯原発に通ずる道は、県道の一本しかありません。 今年の冬のように大雪が降って、車も人間も通れなくなれば、地元住民が避難する事が出来なくなるのです。 再稼働した後に大雪が降り、その状態で過酷事故が発生したらどうするのでしょうか?

質問しましたが、誰も雪の対策については答えて下さらず、「どうしたら良いのか分からない/考えてない」という実態が浮き彫りになりました。

私は、原子力規制員会が防災指針を策定し、それを基に自治体が避難計画を作成すれば、それで終了という構図にどうしても違和感を覚えます。プランは出すけど、チェックはしないという事です。 やはり、許可基準の中に、原子力規制員会の確認が必要ではないでしょうか?規制庁の増員が必要だとしても、(例えば原発から5km圏内のPAZについて)シビアアクシデント発生時の被害を最小限に抑える為の避難計画が作成されていることを再稼働の条件とすべきです。米国や欧州でも当たり前の考え方になっています。

「防災計画は国(中央防災会議)や自治体が策定し、実施は自治体と決まっている。規制委員会は関係ない。知らないのか?」という野次が聞こえましたが、そんな法律やルールは「人間」が作ったもの。より安全を求めるのであれば、人間が作り直せばよいのです。

みんなの党は、「原発は市場原理を導入して、自然淘汰させる」という考え方ですので、再稼働を100%否定しているわけではありません。 原子炉自体や、敷地内だけでなく、敷地外の事も対策がしっかり練られてこその「世界最高の安全基準」だと思っています。

私は規制委員会に期待しているからこそ、より一層、責任を負ってもらいたいと考えているのです。

(つづく)

【関連記事】
予算委員会/エネルギー・原発の集中審議(二)

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