記事

東京都知事選挙 各候補者の選挙運動費用をグラフ化すると? - 渡部秀成

2014年2月9日に東京都知事選挙が執行され、約1ヶ月が経過しました。 今回の都知事選挙ではインターネット上で選挙に関連する費用を調達する候補者も登場しました。

では、実際に東京都知事選挙において、 候補者はどの程度の選挙運動費用がかかるのでしょうか?

平成23年4月10日、平成24年12月16日に執行された東京都知事選挙における各候補者の選挙運動費用をグラフ化しました。 データの出所は東京都 選挙運動費用に関する収支報告書要旨からです。

まずは、平成23年4月10日に執行された東京都知事選挙からみてみます。

平成23年東京都知事選挙に立候補された、 石原慎太郎氏、わたなべ美樹氏、東国原英夫氏、小池あきら氏、杉田健氏、ドクター中松氏、マック赤坂氏、谷山ゆうじろう氏、姫路けんじ氏、ふるかわ圭吾氏、おがみおさむ氏 それぞれの選挙運動費用の総計をグラフ化をすると下記のようになります。

リンク先を見る

選挙運動費用総額では、 石原慎太郎氏、わたなべ美樹氏、東国原英夫氏、小池あきら氏の順になります。 石原慎太郎氏、わたなべ美樹氏が2,000万円以上、東国原英夫氏、小池あきら氏が1,000万円以上の選挙運動費用がかかったことが、 選挙運動費用収支報告書要旨からわかります。

それでは、 石原慎太郎氏、わたなべ美樹氏、東国原英夫氏、小池あきら氏の選挙運動費用の内訳はどのようになっているのでしょうか?

選挙運動費用に関する収支報告書要旨では、 支出の項目は、 人件費、家屋費(選挙事務所費)、(集合会場費)、通信費、交通費、印刷費、広告費、文具費、食料費、休泊費、雑費、総計で記載されています。 平成23年執行の東京都知事選挙において、 石原慎太郎氏、わたなべ美樹氏、東国原英夫氏、小池あきら氏の選挙運動費用の内訳をグラフ化をすると下記のとおりになります。

リンク先を見る

このグラフを見ると、どの候補者も印刷費が支出の中で大きな割合を示すことがわかります。 続いて支出の大きな割合を占めるのが広告費です。 石原慎太郎氏以外の候補者は、 広告費が多くの支出を占めていることがわかります。

次に、平成24年に執行された東京都知事選挙に立候補された、 猪瀬直樹氏、松沢しげふみ氏、笹川たかし氏、宇都宮健児氏、トクマ氏、中松義郎氏、吉田重信氏、マック赤坂氏、それぞれの選挙運動費用の総計をグラフ化したものが、 下記になります。

リンク先を見る

選挙運動費用が多い順に、猪瀬直樹氏、松沢しげふみ氏、笹川たかし氏、宇都宮健児氏になります。 猪瀬直樹氏、松沢しげふみ氏、笹川たかし氏が2,000万円以上、宇都宮健児氏、トクマ氏が1,000万円以上の選挙運動費用がかかったことがわかります。

また、これらの選挙運動費用の内訳をグラフ化したものは下記になります。 ここでも、印刷費が大きな割合を占めることがわかります。

リンク先を見る

以上が、平成23年、平成24年に執行された東京都知事選挙候補者が選挙運動で支出した費用となります。

さらに、国政選挙に関する選挙運動に関する費用も見てみます。 平成22年7月11日に執行された参議院比例代表選出議員選挙についてのものです。 データの出所は総務省報道資料一覧 平成22年7月11日執行参議院比例代表選出議員選挙における 公職の候補者の選挙運動に関する収支報告書の概要からです。

(http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei15_01000009.html

こちらの候補者一人あたりの平均支出額費用をグラフ化をすると下記になります。

リンク先を見る

参議院比例代表選出議員選挙においても、 印刷費、広告費が大きな割合を示していることがわかります。

選挙候補者は多くの有権者に公約、政策を知ってもらうために、 選挙費用の多くを印刷、広告に費やしています。

都知事選挙、参議院選挙等において、 選挙候補者はおおよそこのくらいの選挙費用がかかっているのか? そして、その費用の内訳はどのようになっているのか? これら資料からわかります。

候補者ごとに費用の内訳を見ると、 それぞれに特徴が見えてきます。

来年の統一地方選挙に立候補予定の方は、 これら公的資料を参考にしてみてはいかがでしょうか?

画像を見る LLCつくばリスクマネジメント 代表社員
渡部秀成

1999年から公的機関、民間企業の大量テキストデータベース整備、検索システム構築、パテントマップ(特許情報)作成等、各国政治家発言、企業経営者発言、株式情報、有価証券報告書等のテキストマイニングに携わる。2011年東日本大震災時にTwitter上に書き込まれた200万件のツイート分析から風評被害対策の仕組みを体系化。

国内外の実験、論文等で明らかになっている、人の心理的・行動特性をベースにした多面的なソーシャルメディア分析を行い、現場で活用できるマニュアルに落としこむ作業まで行なっている。

あわせて読みたい

「都知事選2014」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    ドラゴンボールが儲かり続ける訳

    fujipon

  2. 2

    コロナが炙り出す質低い大人たち

    毒蝮三太夫

  3. 3

    元慰安婦団はなぜ内部分裂したか

    文春オンライン

  4. 4

    ブルーインパルス飛行批判に落胆

    かさこ

  5. 5

    コロナ対策成功は事実 医師指摘

    中村ゆきつぐ

  6. 6

    上場企業レナウン倒産に業界激震

    大関暁夫

  7. 7

    元自民議員 安倍政権長く続かず

    早川忠孝

  8. 8

    コロナとN国で紅白歌合戦ピンチ

    渡邉裕二

  9. 9

    ひろゆき氏がテラハ問題に言及

    ABEMA TIMES

  10. 10

    報ステ視聴率危機? テレ朝に暗雲

    女性自身

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。