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- 2014年03月11日 18:12
トヨタは高齢化先進国の福祉車両をリードせよ
トヨタは、今日、「福祉車両取材会」を開きました。日本は高齢化先進国です。2025年にかけての高齢者人口の増加は急激で、75歳以上の後期高齢者の人口は、00年の約900万人から、25年には約2178万人と、2.5倍に増えると推計されています。政府は、超高齢社会を迎えるにあたり、病院や施設での医療や介護を減らし、在宅医療や在宅介護へとシフトさせていく方針です。つまり、今後は、家庭で使える福祉車両のニーズが増えると考えられる。そこで、自動車メーカーも、福祉車両に注目しているわけですね。
トヨタは、60年代から福祉車両への取り組みを開始し、現在、国内の福祉車両市場におけるシェアは、約7割にのぼります。一方、杖や車いすを利用する人口は500万人ほどと見られますが、そのうち、トヨタの福祉車両を購入している人は、約1%に過ぎません。つまり、まだまだ、ノビシロがあると考えられます。
福祉車両は、大きく、「介護式(乗せてもらう車両)」と、「自操式(自分で運転する車両)」に分けられます。今日の取材会では、両方のタイプが展示されていました。
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※自操式のフレンドマチック取付専用車(写真は「アクア」)
新型「ヴォクシー」、新型「ノア」では、今回、大きい車いすへの対応や、商用車ではない乗用車としては初めて、ストレッチャーに対応したタイプなどが紹介されました。
さらに、新型「ヴォクシー」「ノア」の福祉車両は、「普通のクルマ化」を進めたといいます。従来のスロープ車は、スロープ板が邪魔になって、荷室への荷物の出し入れの際、いったん、スロープを開く必要がありました。新型車は、スロープを使わないときには、板を前に倒すことができ、荷物の出し入れが容易なだけでなく、スロープの上に、三列目のシートを出すことができるようになっています。
また、車いすを利用しなくなったときには、車いすを積むスペースに、後付けのシートを取り付けられるようになりました。つまり、せっかく福祉車両を買いかえたのに、介護していた人が亡くなるなど、車いすを使わなくなった場合、再び車を買い直す必要がなくなるということです。近年、子育てをしながら介護をするなど、普段使いのクルマを車いすでも使いたいというニーズがありますから、「普通のクルマ」化は、当然の流れといえるでしょう。
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※介護式のリフトアップシート車(写真は「ノア」)
以前にも書いたことがありますが、今後、高齢化が進むのは、日本だけではありません。世界的に高齢化が進みます。つまり、福祉車両の需要は、世界中にあるはずです。
北欧など福祉先進国では、ロボットアームのようなもので、車いすを掴んで持ち上げるような車両も開発されていると聞きますが、日本には、そこまで大胆に改造された車両は、まだありません。福祉先進国では、おそらく、政府からの補助金なども出ているのでしょう。日本は、福祉車両を購入する場合、消費税がかからないだけで、補助金などは支給されません。在宅医療や在宅介護を推進する以上、福祉車両への補助金の支給を考えてもいいのではないでしょうかね。
日本人の感性は、利用者の使い勝手の配慮など、細やかな気遣いの点で、福祉車両の開発には適しているはずです。世界一の自動車メーカー、また、高齢化先進国の自動車メーカーとして、トヨタには、福祉車両の市場や技術を、リードする役割が期待されます。
トヨタは、60年代から福祉車両への取り組みを開始し、現在、国内の福祉車両市場におけるシェアは、約7割にのぼります。一方、杖や車いすを利用する人口は500万人ほどと見られますが、そのうち、トヨタの福祉車両を購入している人は、約1%に過ぎません。つまり、まだまだ、ノビシロがあると考えられます。
福祉車両は、大きく、「介護式(乗せてもらう車両)」と、「自操式(自分で運転する車両)」に分けられます。今日の取材会では、両方のタイプが展示されていました。
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※自操式のフレンドマチック取付専用車(写真は「アクア」)
新型「ヴォクシー」、新型「ノア」では、今回、大きい車いすへの対応や、商用車ではない乗用車としては初めて、ストレッチャーに対応したタイプなどが紹介されました。
さらに、新型「ヴォクシー」「ノア」の福祉車両は、「普通のクルマ化」を進めたといいます。従来のスロープ車は、スロープ板が邪魔になって、荷室への荷物の出し入れの際、いったん、スロープを開く必要がありました。新型車は、スロープを使わないときには、板を前に倒すことができ、荷物の出し入れが容易なだけでなく、スロープの上に、三列目のシートを出すことができるようになっています。
また、車いすを利用しなくなったときには、車いすを積むスペースに、後付けのシートを取り付けられるようになりました。つまり、せっかく福祉車両を買いかえたのに、介護していた人が亡くなるなど、車いすを使わなくなった場合、再び車を買い直す必要がなくなるということです。近年、子育てをしながら介護をするなど、普段使いのクルマを車いすでも使いたいというニーズがありますから、「普通のクルマ」化は、当然の流れといえるでしょう。
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以前にも書いたことがありますが、今後、高齢化が進むのは、日本だけではありません。世界的に高齢化が進みます。つまり、福祉車両の需要は、世界中にあるはずです。
北欧など福祉先進国では、ロボットアームのようなもので、車いすを掴んで持ち上げるような車両も開発されていると聞きますが、日本には、そこまで大胆に改造された車両は、まだありません。福祉先進国では、おそらく、政府からの補助金なども出ているのでしょう。日本は、福祉車両を購入する場合、消費税がかからないだけで、補助金などは支給されません。在宅医療や在宅介護を推進する以上、福祉車両への補助金の支給を考えてもいいのではないでしょうかね。
日本人の感性は、利用者の使い勝手の配慮など、細やかな気遣いの点で、福祉車両の開発には適しているはずです。世界一の自動車メーカー、また、高齢化先進国の自動車メーカーとして、トヨタには、福祉車両の市場や技術を、リードする役割が期待されます。



