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投資家視点で見たコンビニ

あつまろです。

「関西サンクス100店がローソンにくら替え」という記事を目にしました。 昨年には四国の約90店がセブン-イレブンにくら替えしたばかりなのに、何が起きているんでしょう? コンビニ業界の状況を把握した上で、一人の投資家としてどのような点に注目していくべきか、考えてみようと思います。

「飽和するコンビニ?」

飽和、飽和と言われ続けながらもコンビニの出店の勢いは落ちることなく、増え続けています。現に私の近所では、ここ3年ほどでセブンイレブンの店舗が増えました。徒歩10分圏内だけで「1店舗→4店舗」まで増えています。ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、サークルKもあるので、どの道を歩いてもコンビニが目につくようになりました。国内にコンビニは5万店に到達しているそうです。
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどブランド間で凌ぎを削るのはもちろんのこと、最近では同じブランドでも店舗ごとに対立しているようにも思えます。 顧客層を食い合っているようで、店舗経営は大丈夫なのかと傍目に心配になることもあります。私自身、セブンの利用がもっとも多いのですが、そのときどきで利用するお店が違います。 昔であれば身近な店舗は1つだったので択一でしたが、いまでは分散されてしまっているのです。
参考:過去記事「コンビニ業界の現状

「成長を続けるコンビニ」

コンビニは進化を遂げて新たな需要を掘り起こしているように見えます。2013年にはセブンカフェに代表されるようにコンビニコーヒーが市場を席巻しました。この結果、缶コーヒー、ファストフードのコーヒーなどは売上減少など影響を受けています。コンビニが異業種のお客を奪っているわけです。
また、セブン「金の食パン」など高級PB商品のヒットもありました。数年前にはローソンがプレミアムロールケーキでヒットを出しましたし、もはや「流通」だけで満足せずに「製品開発」における存在感も日に日に増していく一方です。
他にも生鮮コンビニでスーパーの牙城を狙ったり、異業種との新店舗運営など、商品だけでなく業態自体にも変化を求めています。
参考:過去記事「コンビニ各社の成長戦略
参考:過去記事「「金の食パン」に見るPB戦略の新潮流

「無双?海外における日本式コンビニ」

日本式コンビニがアジアを中心に急速に進出ペースを強めています。インドネシアなんかは強すぎる日本のコンビニに対して、規制をかけて国内小売店を守ろうとするほどです。ただ、海外のセブンなんかに行くと断然物足りなさを感じます。まだまだ日本レベルにまで到達していないのです。中国のセブンなんかは日本式が普及してきたなと感じますが、やっぱり日本のものとは違います。 逆に言うと、まだまだサービスレベルに改善の余地があるということでもあります。もちろん現地の文化や習慣にあわせたローカライズも必要なので、その適合にも時間を要するでしょう。 まだまだ海外においても成長の余地は無数にあるようです。

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