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渡邉美樹氏、赤旗報道に対し「質問中に退席した事実はない」

「ワタミ」の元会長で参院議員の渡邉美樹氏が3月9日にフェイスブックを更新し、しんぶん赤旗が報じた内容について「ミスリード」だと批判している。

しんぶん赤旗は5日、前日の参議院予算委員会において、共産党の小池晃副委員長が安倍晋三首相に「最低賃金で雇用している大企業」が存在すると迫った、と報じた

小池議員は「大企業」の例として、ワタミグループを挙げた。47都道府県のうち、13都道府県の店舗で「最低賃金と同額」の店舗があったという。さらにしんぶん赤旗は5日の記事で、揶揄するようにこう付け加えていた。
「同日の予算委には、ワタミグループ創業者で自民党参院議員の渡辺美樹氏が出席していました。ワタミの低賃金の実態が取り上げられると、数人の自民党議員が渡辺氏を探し始めましたが、すでに退席していました」

予算委員会には「もともと出席予定ではなかった」

渡邉氏はこの記事に対して、6日にも「最低賃金ではない職種の募集もしています」と反論を行ったばかりだ。

共産党の指摘どおりだとしても、34県は「最低賃金を超える時給」で募集していることになる。キャリコネ編集部が調べたところ、最低賃金と同額と指摘された東京都でも、多くの求人が最低賃金を超えていた。

たとえば「坐・和民」御茶ノ水駅前店では、通常時給が1100円、高校生でも最低賃金を超える950円以上となっている。

ただ、この件について渡邉氏のもとには多くの声が寄せられており、「途中退席せずにその場で(反論を)言ってほしかったです」「貴方の会社は途中で帰宅してもいいのですか?」といった批判もあった。

渡邉氏は9日、改めてフェイスブックを更新し、そもそも自分は予算委員会の委員ではないと弁明した。午前中は一年生議員として「欠席者が出た場合等の補充要員」を担当していたが、小池氏の質問時間は、もともと出席予定ではなかったのだという。
「質問中に退席したなどの『事実』はいっさいございません。また当然、答弁者でない以上、その場で反論できる議会『ルール』になっておりません」
確かに、小池氏の質問は安部首相に向けられたものだ。「なぜその場で反論しないのか」という批判は、議会ルールに則ったものでないと言える。渡邉氏は「『事実』を冷静に把握されて下さい」と呼びかけている。

あわせてよみたい:「最低賃金ではない募集もしている」と反論

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(記事:企業インサイダー編集部 → 編集記者募集中

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