BBCのラジオレポーター・Rob Adcockさんが、iPhoneでドキュメンタリー映像を撮ったとBBCが伝えています。靴工場の現状を伝える内容のビデオ。「BBC Northampton」という番組のためにつくられたものです。
Adcockさんは通常のビデオカメラを持っていたにも関わらず、「できるか試してみたかった」という理由でiPhone5で撮影することを決めます。音声は別で録音し、撮影後にiMovieを使って映像と組み合わせて編集したとのこと。
BBC Northamptonで働く半年間で、Adcockさんは基本的な映像編集のスキルを身につけたそう。そんな彼は、iPhoneを使って誰でもきちんとした映像を撮ることはできる言います。コツは「忍耐強さと手をぶらさないこと」。今後もミニドキュメンタリーを撮っていく予定だそうです。
このニュースを知って、朝日新聞の神田大介さんが以前このようにツイートをしているのを思い出しました。スマホでも質の高いビデオが撮れることを、Adcockさんは証明してくれています。
もう何年も前から、「ビデオカメラを持たない新聞記者」なんて存在しない。一眼レフもコンデジもスマホも、ガラケーにさえ、動画撮影の機能はついてるからね。撮ってないだけの話。
— 神田大介 (@kanda_daisuke) 2014, 1月 19
以前から書いているように、これからビデオを使った報道は増えていくと思います。
・ジャーナリズムにおける2014年のビデオトレンド
・NYTが1分でその日のニュースを伝える「TimesMinute」をスタート
今後は記者にも、動画の撮影・編集スキルが求められていくのではないかと思いました。
(via journalism.co.uk)