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大学院にて学び直します

昨年、衆議院議員を辞職後は無職の私でしたがようやく3月5日に法政大学大学院政治学研究科・政治学専攻・修士課程に合格することが出来ました。4月からは大学院生として新たな人生の再出発となります。大学院での研究課題は「英国におけるブレア政権誕生までの労働党改革と日本の民主党との比較研究」です。

 英国は1970年代の石油危機以降、経済の国際競争力の低下と経済成長の減退の中でインフレの進行や失業の増加という問題に直面していました。また財政赤字も増加し福祉国家を維持することもしだいに難しくなっていました。公共部門の労組は賃上げを求めてストライキを行い国民生活に大きな支障を来していました。そのような状況の中で国民は労働党政権の統治能力への不満をしだいに高め、ついにマーガレット・サッチャー率いる保守党政権を誕生させることになりました。サッチャー政権が急進的な新自由主義を追求する一方、政権を失った労働党は左翼的な政策を掲げて総選挙にのぞむがなかなか政権を獲得することは出来ず4度にわたり政権獲得に失敗した労働党は、根本的な改革が必要だという党内の共通認識のもと、本格的な党改革に着手することになりました。総選挙で勝利するために労働者階級だけでなく広く支持を集める必要性に迫られた労働党は、まず組織改革のために党と労働組合の関係にメスを入れました。それまで労働組合は、党大会の意思決定において組合員の票を全て自分達の票として行使出来るブロック・ボートという制度により大きな影響を持っていましたが、これを変更し1人=1票制度を導入したことにより労組に依存しない労働党という印象を国民に与えることが出来たのです。また左派による国有化や欧州共同体からの脱退などの急進的な主張を撤回し、経済や外交に関して現実主義への転換を進めました。その結果、18年ぶりに労働党は政権を取り戻し13年にわたり長期政権を維持することになりました。

 18年の長期にわたって労働党が、政権を獲得するためにどのような改革を行ってきたのかを考察し日本の野党の現状と比較研究を行いたいと考えております。それにより日本の政治において民主党などの野党が国会の内外において取り得る戦略を分析し、日本の現代政治の発展に活かすことが出来ればと思っております。

 平日は東京で研究生活、終末は地元の十勝で政治活動という生活になりますが今まで通り妻と子供は帯広市の自宅で暮らします。今後ともご指導の程、宜しくお願い申し上げます。

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