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『「読書時間ゼロの大学生4割超」について』

先週水曜日に公表された「第49回学生生活実態調査」においては、『1日の読書時間「0」は4割に』という数字が出ていましたが、5ヶ月程前のブログでも指摘したように、此の結果は急増している若者のインターネット接触時間量との関係もあるのだろうと思います(※1)。

つまり上記数字が意味するのは、ネットの普及により勉強方法が変わってきた若者は情報量として見れば昔と同水準あるいはそれ以上になっているということか、はたまた時代と共に若者の学びに対する意欲というものが本当に衰えてきたと見るべきか、今回の結果で以て若い人達の現況というのは今一つ定かにはなりません。

従って上記「実態」に対しては、「驚いた」というコメントに基本的には留めたいと思いますが、ただ流石に「読書時間ゼロの大学生4割超」と言われれば「そういう人は毎日一体何をしているのだろう?」と思いますし、1日平均で19分程度しか読書をしない医歯薬系の学生は「将来本当に大丈夫なの?」と心配させるような、恐ろしいと言えば恐ろしい状況だとは思います。

昨年10月のブログ『「ネット依存」について』において、私は「先ず頼るべきはネットという形になっている現況が少し問題ではないかと思っていて、ネットも良いですがやはり本を主体的に読みながら自分で物事を考えるといった習慣もきちっと身に付けるべきではないかと思う」と指摘しましたが、私などは読書を全くせず物事をネットで部分的に把握するということでは極めて不十分だと考えています。

一冊の本を最初から最後まで読むということ、そしてさらに一人の研究者や一人の小説家の様々な本を最初から最後まで読むということによってのみ、その研究者や小説家の一つの人間性といったものを垣間見ることが出来るようになるわけで、やはりネットでちょこっと齧るというだけではその人を全人格的に理解することなど出来るはずもないのです。

英国の哲学者フランシス・ベーコンの言葉に「家は、中に住むものであり、外から見るものではない」というのもありますが(※2)、結婚相手を探す時に極表面的に外見だけを見て決めてしまうということの恐ろしさは、多くの人が経験したことではないでしょうか(笑)?

言ってみれば、それは単に結婚する相手を探すというケースだけでなく、何の場合にあっても当て嵌まることではないかと私は考えています。

参考
※1:2014年3月2日J-CASTニュース ビジネス&メディアウォッチ『大学生「読書時間ゼロ」初の4割超え 本を買わず、電車内でスマホいじるばかり
※2:名言ソーシャルネットワークFesh「フランシス・ベーコンの名言集

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