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記念受験対策に「聖地巡礼」を課すのはどうでしょうか

ドワンゴの記念受験対策として実施した受験料徴収に、厚労省から待ったがかかった。

ドワンゴ就職受験料、厚労省が中止求め行政指導 (読売新聞) - Yahoo!ニュース

職安法に基づいているのだそうだけど、たとえば昨年12月21日付の弁護士ドットコムは、『労働者募集業務取扱要領募集』から「採用とは……被用者となることを勧誘することであり、採用試験は募集に応じた者から雇用することとなる者を選考するために行うものであるため、募集とは別の行為である。このため、採用試験の手数料を徴収することは法第39条の報酬受領の禁止には該当しない」という部分を引き、違反しないという見解を示している。

「受験料制度が他社にも広がれば、お金がない学生の就職活動が制約される恐れがある」というのが理由らしいが、べつに今のところドワンゴの後に続いて同様の仕組みを実施している企業はあまりなく、どこか取り越し苦労というか、的外れだなぁと思う。

若者に馴染みがあり、採用数は少ないのに受験者だけが集まって困るという企業は、多そうだ。

なにしろ今はネットで就活できる。「あ、知ってる企業だ」というノリでも、簡単にワンクリックで採用試験の「応募者」になれてしまう。

志望するコストを高めればふるいにかけられるのであるが、今回のように直接金をとるのが(営利でなくても)ダメというなら、別の方法が必要だ。

で、タイトルにあるように「聖地(会社)巡礼」である。志望度をはかるのに「お前らの方がこい」という方法は、どうだろうか?

これなら、交通費はかかるは手間はかかるはで、記念受験は減るだろう。

以前、某出版社が日時を決めて会社でエントリーシートを配っていたが、それだとESを売るやつも出てくる恐れがあるから、エントリーシートもそこで書いてもらう。簡易なものでいい。学生証の提示と名前、学部、連絡先くらいでいいだろう。

要するに「本人がこないとできない」方式にすればいいのである。

説明会への参加が必須という企業がこれに近いものがあるが、説明会だってネットでの予約なのだから、志望度の低いやつが"とりあえず"の気持ちでワンクリックで席をとってしまう。志望度の高い人を弾いてしまう恐れがある。それに、志望コストをあげるために説明会を開くのも、変な話だろう。

東京本社でだけやるのはかわいそうだというなら、全国で複数回やればいい。

会社の規模や応募倍率との兼ね合いもあるので、この方法がどの企業にも通用するとは思わないが、ドワンゴのように「名前だけは売れているが採用数は少ない」という企業は、一度試してみてはいかがだろうか。

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