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絶望のたりない『絶望の裁判所』

瀬木比呂志『絶望の裁判所』を読んだ。構成は大きく二つに分かれている。前半は裁判所という組織や、組織に属する裁判官批判だ。そして後半では、裁判所を再生し市民のものにするには、法曹一元制度が不可欠と主張している。隠然たる支配を行う最高裁事務総局と、その気配をうかがう「ヒラメ裁判官」。多くの裁判官にとって事件は処理の対象でしかなく、官僚統制と厳格な組織ヒエラルヒーの中で、幼児化した自我を肥大させる裁判官...

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