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無国籍通貨ビットコインの取引所MTGOXが東京地裁に民事再生法適用を申請し外人社長が日本語で謝罪!?

仮想通貨「ビットコイン」の大手取引所「マウントゴックス」が東京地裁に民事再生の手続きの開始を申請しました。

ハッキングにより85万ビットコイン(顧客分75万、自社分10万)が消失し、直近の取引価格で約470億円(会社説明では約114億円)が失われた、つまりハッカーが取引所から巨額を盗難したことになります。

更には、顧客の預かり金も28億円程度不足していて、原因も正確な金額も特定できていないらしい・・。

不謹慎な言い方かも知れませんが、この事件で一番滑稽に思えたことは外国人のマーク・カーペレスCEOが記者会見で深々と頭を下げて日本語で謝罪を述べたこと。

長髪で体格のよい外人さんが頭を下げてたどたどしい日本語で謝罪するから、外国人力士の引退会見かと間違えそうになりましたが(!?)、一体誰に謝っているのでしょうか?

確かにCEOは外人だけど東京渋谷の会社で日本に登記されているので、東京地裁に申請しますわね。

でも、扱っているのは無国籍の仮想通貨ビットコインの取引であり、世界の利用者からは取引所がどの国にあるかは関係がない。

現に、顧客12万7000人のうち、日本人は約1000人で全体の0.8%に過ぎません。

日本式の謝罪をして日本語で説明しても、被害者の99%は外国人であり海外から「シャチョーサン、ハラキリ!」と突っ込まれますよ!?

しかしながら、ビットコインがハッキングで取引所から失われたというネット上のワールドワイドな大・大・大事件を、外人社長が頭を下げて日本語で(ほとんど利害関係のない)日本人に説明している滑稽さが、無国籍通貨ビットコイン取引の矛盾と問題を象徴しているように思います。

更に言えば、この問題がネットの先進性に対して法制度が後手に回り「坂の上の雲」という前例が欧米にないと対処できない後進性を併せ持つ先進国の日本で起こっていることも象徴的です!?
(だから仕掛ける側には都合が良いという見方も・・○×△□!?)

マウントゴックスの説明が不自然との指摘もありますが、私も同様に感じました。(それ以上のことは現段階では言えませんね!?)

日本人の代理人弁護士はビットコイン資産について「再生計画の中で返済の条件を決める」としていますが、返済相手の99%は海外に住む外国人でしょう。(どこか滑稽!)

案の定、訴訟大国の米国ではマウントゴックスの利用者がイリノイ州の地裁に損害賠償の訴えを起こしています。(世界中でやり始めるのか?)

日本の警察も何の犯罪で誰が被害者なのか前例のない前代未聞の事件にどう対処していいか戸惑っているようです。

仮に470億円相当を金庫破りで盗み出したルパン3世もびっくりのハッカーが世界のどこかに居るとして、(多分それが何の犯罪なのかも議論になるのでしょうが)日本と世界の警察は捕まえられるのでしょうか?

他にも様々な観点があるのですが、日本人の被害はそれ程大きくなさそうで良かったと言うべきか?

先進性に対する保守的な姿勢が幸いしたと言うべきか!?

ただ、今回の事件でいかがわしい仮想通貨ビットコインも終わりだねと決め付けるのは如何なものでしょうか?

今回の問題に向き合って解決して適切な制度設計をして安全に取引できるように進歩すれば、「雨降って地固まる」でビットコインの健全な発展に寄与することになるのかも知れません・・。
(個人的には、肯定も否定もなくビットコインを中立に見ています。)

非常に興味深い今回の事件の成り行きとビットコインの将来性を見守りたいと思います。

ビットコインはいかがわしい悪夢の通貨か?修羅場を潜った後は夢の通貨に化けるのか?

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