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森元首相発言「もう終わったことなので、なんとも思っていない」 - 浅田真央選手が会見

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25日午後、ソチ・オリンピックに出場したフィギュアスケートの浅田真央選手が外国特派員協会で会見を行った。空港から直接有楽町の会見場に立ち寄ったという浅田選手。注目を集めた森喜朗・東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の発言についてなど、国内外記者からの質問に笑顔で答えた。会見の様子を書き起こしでお伝えする。

最終的には自分の目標としている演技をすることができた

共同通信社写真拡大
皆さん、こんにちは。浅田真央です。今日は、少し、事故渋滞で遅れてしまいました。

今日はたくさんお集まりいただきありがとうございます。先ほど、ソチから成田に、日本に帰ってきました。

ソチオリンピックは、最終的には自分の目標としている、目指している演技をすることができました。でももう一つの目標として、メダルという形で、メダルを日本に持ち帰ることはできなかったことは、今でもとても残念ですし、悔しい気持ちでいっぱいです。

今日はよろしくお願いいたします。

―浅田選手は、プルシェンコさんなどだけではなく、世界中から高い賞賛をうけました。大きな影響力を得たと思いますが、将来その影響力をスケート以外の分野で発揮するとすばらしいと思うのですが。(フリーランス)

私は、将来のことはまだ何も考えていないのですけど。

本当にたくさんのスケーターの方がショートの後は心配してくださって。そして、「ガンバレ」というメールをたくさん送ってくださって。翌日のフリーで期待に応えられるような演技が出来たことは凄く嬉しく思っています。

―キム・ヨナ選手は長らくライバル関係にありましたが、お互いに尊重しあうような関係だったと思います。日本と韓国という国もライバル関係にありますが、近年は必ずしも尊重しあっているとは言えません。両国関係を改善するためのアドバイスや考えはお持ちですか?(海外メディア)

私から何かいうことは出来ないと思います。でも、私とキム・ヨナ選手はライバルとしてたくさんのメディアに注目されてきましたが、リンクを離れれば普通にお話をしたりとか、普通の選手だったり、友だちのような関係だと思っているので。私から何かいうとかそういうことはできないと思います。

―フリーのプログラムを滑り始めたとき、何を考えていましたか?そして素晴らしい成果を出し、涙を流したときには、何を考えていたのでしょうか?(海外メディア)

AP/アフロ写真拡大
やはり前日のショートで、本当に自分の気持ちもどん底まで落ち込んでしまっていたので。そこからのフリーだったので、もちろんすごく不安や恐怖心があったんですけど、それを乗り越えて、自分の最高の出来だったので、ホッとしたのと、嬉しさのあまり自分でも本当に、最高の気持ちになったから。
本当は笑顔が良かったんですけど、前日の気持ちも消えたわけではなかったので、ちょっと自分でも…泣いてしまいました。

―アラビア語では「アサダ」というのは「メスライオン」を意味します(笑)。我々の国では、砂漠が多く氷が少ないため、スケートをあまりしません。文化的に、氷を恐れるようなところもあります。なのでオリンピックを観ていて、選手が転んで氷上に身体を打ち付けるような場面を目にするとすごく痛そうに見えるのですが。(海外メディア)

自分が転ぶと思って転ぶときはまったく平気なのですが、自分が転ばないと思ったときに突然転ぶとメチャクチャ痛いです(笑)。

―今後のキャリアについては(海外メディア)

私自身、去年だったと思うのですが、「集大成」という言葉を使って、報道でもたくさん取り上げられることになってしまったのですが。私自身この一年間、ソチオリンピックまで「集大成」という気持ちでやってきましたし、今回のソチオリンピックのフリーでは悔いなく、最後終わりたいという気持ちでスケートを滑って、今悔いなく終わった気持ちでいます。

でもまだ、試合はこの後も一つ残っているので、まずそこでしっかりもう一度最高の演技をしてから、自分の気持ちと向き合って今後考えていきたいと思っています。

―森元首相の発言については傷つきましたか?聞いたときの気持ちは?(海外メディア)

(笑)。もう終わったことなので、なんとも思っていないですけど。聞いた時は、「あぁそうなんだ」と思いました。(笑)

現役続行の可能性については半々

―インターネット上でフランスの選手が“変顔”の写真を出して話題になっているが、あれはどういう状況になっていたのか?(国内メディア)

あの写真は、エキシビジョンのみんな自分の出番が終わった後に撮ったのですが。

みんなそれぞれ自分の大きな大会が終わって、達成感があった中での一枚だったのですが、最初は普通に笑顔でとっていて、その後に、誰かが「変な顔をしよう」という話になって撮って、それが皆さんの画面に入っていたんではないかと思います。

―「ショートの失敗があったからこそフリーの演技ができた」というのは、なかなか言えない台詞だと思うが、こういう考え方については、誰かから影響を受けたのか。

私はショートが終わってから、本当にたくさんいろいろ考えたんですが、なにか「これ一つ」というのはではないと思っていて、私自身いままでたくさん経験してきて、ショートが良くない中でフリーで挽回したこともありましたし、もちろんコーチの言葉や、いままで支えてくださった方の言葉や皆さんの期待や「自分もできる」と思ってやることをがやっぱり自分の気持ちを復活させることができた理由かなと思っています。

―トリプルアクセルにすごくこだわっているように見えるが、違う方法でメダルを追及しようと考えたことはないのか?(海外メディア)

私は小さい頃からずっと伊藤みどり選手に憧れて、「私もみどりさんの次を継ごう」と思い、トリプルアクセルにずっと挑戦してきました。

トリプルアクセルは私自身を強く持たせてくれるものでもありますし、私が試合で挑戦して、それを成功した時は、達成感でいっぱいになります。なので、今年もトリプルアクセルにずっと挑戦してきました。

今回フリーで、トリプルアクセルはずっと入っているものだったので、トリプルアクセルを飛ばないという選択肢はなかったのですが。やっぱり、私自身トリプルアクセルが一番の見せ場だと思っているので、それは絶対にはずすわけにはいかなかったです。

―鈴木明子選手が、Twitter上で写真を上げていたが、これはどういう状況で撮ったのか。また、他の選手とは開催期間中、どんな雰囲気だったのか?(国内メディア)

この写真はフリーが終わった日の夜にみんなで撮りました。 選手村の中のお部屋で、フリーが終わった日だったので集まって、一緒にお話をしたり、お菓子を食べたりして、みんなで記念撮影をしました。

今回、日本からもたくさんの選手がでていたんですが、無事に終えることが出来たので、凄くほっとしています。選手村でもよく一緒に話したりとか、食堂などでも会ったら、みんな一緒にご飯食べたりとか、そういう感じで過ごしていました。

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