記事

大手IT系メディアのミスリードが最近目立っている件

ちょっと頂けないなぁという事例が2つ続いたので、取り上げてみたいと思います。

技術者の半数「将来は不安、だが勉強はしない」



技術者の半数「将来は不安、だが勉強はしない」――IPA調査 − @IT

この記事タイトルを考えた人は一体何がしたいのか理解に苦しみます。こんなタイトル書かれたら意識の高いエンジニアは怒るに決まっている。「勉強もしないのに技術者名乗るんじゃねぇよ」「言われたことだけやってて文句ばかり言うなよ」とIPAの調査結果と全く違う方向性に燃え広がってしまいます。本来は技術者の自己啓発を促すため調査結果でありそれをフォローする記事だったのに「勉強はしない」で全部水の泡であります。ここは「半数以上が将来に不安、勉強方法の確立が急務」ぐらいにしておけば何の問題もなかったのに。最後にIT勉強会カレンダーのリンクを張って勉強会の門を叩こうと締めくくればキレイにまとまったのに。

というか、@IT誌におけるブクマされるIPA記事の扱いは10年泥以来ずっとネタ部門にエントリーされている気がするのですが、IPA側はこの記事に対して抗議してよいかと思われます。

日本のIT技術者はもういらない?



日本のIT技術者はもういらない? - 記者の眼:ITpro

ITPro誌は日経が母体ですからスーツを着たオジサマが多いので必然的に業務アプリ系のSIer向けの記事になっております。この記事の主題は「インドや中国といったオフショアに仕事が流れているから、日本のIT技術者の雇用やばい」という話ですが、「へぇー、オフショアで仕事食われるって2年くらい前に流行ってたよね 2年くらい前に見たわー」という感じで以下略。ヤバイけど雇用調整できなくて・・・で尻切れトンボで終わっているのも個人的に残念。興味がある論点だったので。

また小見出しで「ITゼネコンの維持は無理」と不用意に書かれているのも気になります。わかってやっているんでしょうが、SIer側がオフショア活用するのであれば委託先が国内から海外に変わるだけなのでゼネコン構造が変わるわけではありません。大手にフられた会社が困るので「日本のIT技術者」というタイトルなのでしょうが、これは不快感しか残らないので褒められたタイトルではないと思います。「日本のITサービス業者の明日はない」ぐらいなら問題なかったのに。雇用問題についてもっと掘り下げてくれれば問題提起となってタイトルと内容がうまくバランスがとれたのにもったいないなぁと思うわけであります。

釣りと良記事のあいだ



タイトルはキャッチーでなければなりません。キャッチーというのは傲慢さを伴います。「コーヒー飲んでるヤツ頭おかしい」というタイトルは正解です。「コーヒーも紅茶もとってもおいしいですよ!」なんてタイトルじゃ誰も読みません。違和感は重要なファクターではありますが、違和感が明後日の方向に向いてしまうようではプロとしてどうなのよと僕は思います。「わかっている」人があえてやっているなら意味がありますが、素人がプロに聞いたことをそのまま流すだけじゃ記者の存在は害悪だと言わざるを得ません。むしろ僕が書いてあげ(ry

僕のようなセミプロブロガーをもっと活用して欲しいなぁと思います。

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