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自治体危機管理能力 想定外にいつまでも対応できない前例主義

前回の記事をアップした後、様々な情報が出てきました。

安倍さんの天ぷらはどうでもいいですが、埼玉県上田知事が秩父市長からの自衛隊派遣の依頼を断ったという事実があったようです。埼玉県、秩父市の自衛隊派遣要請を断る

県を通して自衛隊から『助けたいが除雪設備がない』と断られた。そこで新たに『孤立集落を助けてくれ』と要請を出したところ『それなら物資を届ける』と自衛隊が要請を受ける方向になった 

断ったのではなく、人命救助が必要な切迫した状況に至っていなかった。県と自衛隊で協議し、総合的に判断して、要請しなかった

災害派遣の時の基準は具体的にまとめられています。大規模・特殊災害などへの対応 平成23年版防衛白書、そして埼玉県の計画もちゃんとあります。災害応急対策計画

つまり今回自衛隊派遣を断ったのは、県庁がその基準に至っていないと判断したからです。し
かし結局自衛隊派遣を決めたことを含め、県の対応の稚拙さが言われています。

大雪の災害対策は、今回叩かれている気象庁の大雪警報が出ることが前提になっています。つまり今回みたいに1日で降ってしまう大雪では派遣要請する前例、つまり根拠がないのです。

そして、恐らく情報の収集が今ひとつだったのではないでしょうか。秩父市長があげた内容をまともにとりあげなかったのか、それとも県で対応できると判断したのかわかりませんが、ツイッターを活用し情報を収集した佐久市長とは明らかに違いを感じます。ツイッターで集めた写真から状況確認して指示 大雪被害、佐久市長の活用法に称賛の声

今回の雪の状況をイメージできない関東の人間は、情報をたくさん集める必要があります。集めた後問題ないと判断するのならいいんですが、所詮雪ぐらいという思い込みがあったのではと感じてしまいます。私も前回のブログは反省しなければいけません。

今回、自治体公務員の前例至上主義が出てしまったようです。でもやりすぎると何でも自衛隊とか、お金の問題とか難しいところではあるんですが。(それとも上田さんは個人的、経済的に自衛隊を出したくなかったのでしょうか)

官は計画作っただけで、満足しちゃうです。そして実際は使いにくいことが結構あります。(原発事故のときも結局そうでした)危機管理は特にそうです。だから合同訓練しつづけなければいけないんです。そうすると応用という想定外に対応できるようになるのです。

でも
『助けたいが除雪設備がない』と断られた。は本当でしょうか。自衛隊(恐らく大宮32普通科連隊)のコメントほしいですね。

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