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「#ぼくらの政策」は、果たして”実行”できるのか?次の一手を地方議会の現場から考えてみた。(その2)

今回の都知事選挙における家入さんの得票数には、「この短期間でよく頑張った」という声があがる一方、多くの方に「インターネット選挙の限界」をも感じさせる結果となってしまいました。すなわち、インターネットでの盛り上がりをリアルにつなげるのは、なかなか難しいのではないかと。

オンラインからオフラインに流れる人の数は、数%程度という話があります。仮に2%と置いてみましょう。すなわち、100万人に伝わったイベント告知からは2万人が来場し、仮に家入さんにネットで「いいね!」をした人が400万人いたとしたら、約8万人が投票することになるようです。すなわち、ネットだけで都知事選挙に勝利しよう(200万人の方に投票してもらおう)と思ったら、1億「いいね!」を獲得しなければならない。これはなかなか高いハードルです。

翻って、家入さんが選挙後に発表した「インターネッ党」も対局をつくる試みとしてはありだけれど、このままではいつもの限られたネットユーザー以上の共感は得にくく、今後の首長選挙などで当選者を生み出せるとは考えにくいと思います。(もちろん、「拡げ方」についても考えているのだとは思いますが。)

本当に社会を変えるには?


本当に地方議会や首長の選挙で当選者を出したいのなら、方法は当面、2つほどあるかと思います。一つは、1億「いいね!」を獲得するため(薄く広くリーチするため)に老若男女、幅広い層を取り込む努力をすること。そして彼らと時間をかけて「熟議」し、ともにほしい未来を追求してみること。それにはイケダハヤトさんなども指摘しているように、インターネッ党の「賛同者」にもっと左から右まで、もっと多様な人に入ってもらった方がいいかもしれません。

また、僕もよく使ってしまうのですが、若者が「僕ら」という言葉を使った瞬間に、意図せずとも年配の方が拒否反応を起こしてしまう場合があるようです。例えば、「若者よ、立ち上がれ!」より、「あなたは過去にかけますか。それとも未来にかけますか。」と問うた方が、多くの方の支持を得やすいでしょう。

二つ目の方法は、ネット経由でつながった賛同者とより強い絆を結ぶということです。今回、家入さんの選挙運動に参加した人たちに何人か話を聞いたのですが、彼らの中には「自分の活躍の場所がなかった」と感想を述べた人もいました。急遽つくられた選挙対策本部の中でボランティアの役割をつくるのは大変だったことは容易に想像され、自ら仕事をつくっていける人でなければ活躍できなかったのだろうと思います。当然、役割があればボランティアのモチベーションはアップするし、また陣営の中に多くの役割をつくることができれば、多くの人を巻き込むことができるでしょう。だから、ボランティアを差配する人の能力を高める必要がある。

家入さんは選挙期間中(あるいはその以前から)、多くの若者が集まる居場所をつくりました。そのことは大きな価値があるけれど、次は彼らに「役割を付与する」、あるいは「役割を見つけるサポートをする」必要がある。そのための仕組みづくりが必要ですね。居場所づくりから、役割づくりへ。

…長々と書きましたが、以上が今回、僕が「せんきょCAMP」などの活動を通じて(できるだけ中立的に)都知事選挙に関わってきた中で感じたことです。直接対談させていただいたこともあって、途中から家入さんの試みにすごく興味が湧きました。そして、一石を投じたすごさに徐々に気づいていきました。

そろそろ本業の港区議会・定例会がはじまります。なんだか、うずうずしてきました。

広告会社で培ったプロモーションの力を活かしつつ、「『社会のために役立ちたい』と思う多くの人たちの力を借りたまちづくりを行っていきたい」、「そしてみんなが活躍できる場をつくりたい」、と考えて議員に立候補したことを忘れず、これからもネットで、リアルで頑張っていきたいと思います。

NPOの代表として、消防団員として、あるいは議員として、子どもからおじいちゃん・おばあちゃんまで、できるだけ多くの方に接し、彼らと熟議できる環境を整えること。その先に、みんながそれぞれ役割を持ち、動き出す社会があると信じて。

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