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ぼくに五輪出場を目指すきっかけを与えてくれた竹田恒泰氏の御言葉

「明治天皇の玄孫」竹田恒泰慶応大講師の、五輪選手に向けたTwitter上での「注文」が物議を呼んでいる。

「メダルを取る可能性がある日本選手」へ宛てて、2点の注文をつけている。1点目は、オリンピックでおなじみの光景となっている「メダルを噛む」行為をしないよう求めるもので、「品がない上に、メダルを屈辱することになる(原文ママ)」と言う。2点目は、国歌が流れる際には「聴くのではなく歌え」というもの。また「日本には国歌斉唱時に胸に手を当てる文化はない」とした上で「直立不動で歌うこと」と追加で注文をつけた。

「負けたのにヘラヘラと『楽しかった』はあり得ない」 竹田恒泰氏の五輪選手への「注文」が賛否両論 - ライブドアニュース
この「注文」の影響が波及したものとみられる動きが、現場でも起きている。

近年恒例だったメダリストによるメダルをかむ行為について、スキー・ノルディック複合の成田収平監督(49)が禁止令を出していることが14日、分かった。複合の個人ノーマルヒルで銀メダルの渡部暁斗(25=北野建設)がメダルセレモニーで「『メダルかんじゃだめ』と言われました」と禁止令の存在を明かした。

複合銀の暁斗らに「メダルかむな」指令 - 複合 - ソチ五輪2014 : nikkansports.com

ただの慶応大講師の発言ではない。「日本オリンピック委員会(JOC)会長・竹田恆和氏の息子でもある」竹田氏の発言である。それ相応の影響力があることは、想像に難くない。

この騒動でなによりも絶妙なのが、先天的な影響もあるがそれでも基本的には血のにじむような努力をした末に生まれる「結果」が全てのオリンピックという舞台に対して、自分で努力したわけでなくただ単に「生まれ」が恵まれただけの存在がもの申している、という点である。

一連の騒動を眺めていて、ぼくが思ったことは次の一点につきる。

どうしておれは五輪選手じゃなかったんだ……!!!

今までオリンピック選手はおろか、スポーツ選手に本気でなりたいと思ったことが1度もないぼくが、心の底から、オリンピックの日本代表選手として、ソチや、次のリオ、あるいは東京五輪に出たい、そして金メダルと獲りたいと思った。いや、竹田氏の発言で思わされたのだ。

金メダルを獲った上で、なにをするか。

表彰台の上で、自分の力で獲ったメダルを誇らしげにかみたおし、べろべろなめまわすのである。さらに国歌斉唱の際も、iPodで好きな曲を聴いてやり過ごそう。

その後、驚くインタビュアーにこう答えるだろう。

「ぼくはこの金メダルをかみたおすためだけに、ここまでやってきました!このメダルは現在この競技でぼく以上の人材がいないことの証明です。だからぼくの好きにさせてください!」とにこやかに答えるのだ。

しかし、、、しかしである。ぼくが今から五輪金メダルを獲る可能性は限りなくゼロに近い。それだけが口惜しいのである。つらい!つらすぎる!!!

こうなったら、次世代の才能にこの思いを託すしかない。ぼくのように考えた親御さん達が、金メダルをかみたおし、なめまわすことを至上命令に、才能溢れる子女と二人三脚でトレーニングに励み、五輪を目指してほしいと、願うばかりである。

その日の前まで、五輪について何の感慨もなかった人間に、ここまで五輪への思いを強くさせたというのは、だてに「明治天皇の玄孫」ではない。竹田恒泰氏、ものがちがいます。

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