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「新保守」と「ぼくら」に欠いている要素

 タスクが溜まりすぎてわけわからなくなっているので現実逃避。

 先日の都知事選で、田母神俊雄氏が約60万票獲得したことについて、初の「新保守」候補の成果、と見る向きもあるようだけど。たしかに20代と40代に一定の支持を獲得したということは意味があるのだろう。
 ただ、各メディアによる出口調査によると、男性が6割で女性が30%台と他の候補よりも偏りがあるという結果になっている。つまり女性からの支持がないわけだ。この点、関係者がどのように分析しているのか興味が湧く。
 ただ、外野から見れば「ネット発」の保守論壇って積極的に発言する女性が極端に少ないし、ホモソーシャル色が強すぎる故の「壁」があるように思う。

 一方。家入一真氏とインターネッ党とやらも、やはり男性のコミュニティという空気が濃い。だって「ぼくら」、だもん。
 「ボクっ子」という存在があるにせよ、一般的に「ぼく」というのは男性の一人称。少なくとも、ジェンダーに敏感なひとならば「ワタシ」にするだろうし、家入氏自身にも陣営にも支持者にもそういう感覚のひとはほとんどいないと見なしてもいいのかな、という感想は持つ。
 前のエントリーでも触れたように、個人的には家入氏が都知事選で示した明確な公約を掲げずネットユーザーから政策を募集するというスタイルは、広範な支持を得るポテンシャルがあると思う。ただ、その言葉の選び方が上手くないというか、あまり深く考えていないということを「ぼくら」が象徴しちゃっているんじゃないかなぁ、とも感じてしまう。
 
 「新保守」とやらにしろ、インターネッ党やらにしても、その存在を誇示するという目的で、国会なり地方議会に席を得るというのはアリかもしれない。でも、これが国や自治体の「トップ」ということになると、全体を「守る」役割が課せられる。となると、「排除」の論理が働きそうな候補が選ばれるに足るだけの支持を得るのは困難なのはないか。

 そんなこんなで。「新保守」にしろ「ぼくら」にしろ、女性の支持や理解を得るようなコミュニケーション策を取らないと、政治勢力としてのプレゼンスは限定的になるのでは、という話でした。今回の都知事選では総投票者数で男性よりも女性が上回ったそうだし、「自分たちが正しい!」と前のめりになることから次のフェイズに移行できるのか、そこにジェンダーという要素が絡むのは避けられないように思う。たぶん世代間ギャップより、そちらの方が大きいんじゃないかな。

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