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朝鮮半島有事〜能天気発言の首相で日本を守れるのか?

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安全保障問題
米韓演習に日本参加を要請
米マレン統合参謀本部議長
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▼米韓合同軍事演習への参加は、北朝鮮に日本攻撃への口実を与えるだけ
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米軍制服組トップのマレン統合参謀本部議長が8日、「北朝鮮の脅威に対し、我々は団結しなければならない。米韓合同軍事演習への日本の参加を望む」との考えを表明しました。

一方、北朝鮮の金正日総書記は9日、中国の戴秉国国務委員と平壌で会談しました。北朝鮮による韓国・大延坪島砲撃後、金氏と外国高官の会談が伝えられたのは初めてで、情勢の安定化や中国が提案する6カ国協議について話したと見られています。

マレン統合参謀本部議長の「米韓合同軍事演習への日本の参加を望む」との意向に対して日本は拒否する姿勢を示していますが、これは当然のことだと思います。

なぜなら、このタイミングで日本が参加することは北朝鮮に「日本を攻撃する口実」を与えるだけで何も日本にはメリットがないからです。

北朝鮮は米韓日の3カ国の中で最も日本が与し易いと考えているでしょう。もし北朝鮮が米国もしくは韓国を攻撃すれば、北朝鮮は即座に反撃を受けることになります。

韓国のイ・ミョンバク大統領は先日の事件を受けて、今度北朝鮮からの攻撃があれば空爆を行うという意思を表明しています。

しかし日本だけは違います。おそらく1度目の攻撃を受けても、すぐには反撃しないでしょう。

2度目の攻撃を受けて明確な北朝鮮の攻撃意図を理解し、そこから動き出します。国会での承認を経て、ようやく反撃の準備を整えるという段取りになると思います。米国や韓国に比べると圧倒的に「遅れる」のは間違いありません。

この状況を考えても、北朝鮮が暴発するならば相手には日本を選ぶでしょう。ゆえに日本が米韓合同軍事演習に参加することは危険なのです。

北朝鮮に対して日本に暴発する「口実」を与えてしまうからです。北朝鮮のやり方からすれば、いかに日本が北朝鮮を挑発したかを訴え、正当防衛を主張してくるでしょう。

今、米国と韓国がエキサイトしている状態ですから、日本としてはじっと黙っているか、もしくは米国・韓国をなだめる役割を果たすのが賢明だと思います。

中途半端に首を突っ込んで北朝鮮に「口実」を与えるようなことは絶対にしてはいけません。

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▼朝鮮半島有事の際、日本の国防について菅首相は考えているのか?
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菅直人首相が、朝鮮半島有事の際の邦人救出に向け自衛隊派遣を想定した協議を韓国側と行いたいとの考えを示したことが波紋を呼んでいます。

韓国では「不適切な発言だ」と警戒感や戸惑いが広がっているとのことですが、これは当然の結果だと私は思います。

かつて日本の植民地だった韓国の地を自衛隊が再び踏むとなれば、大きな問題になります。韓国のイ・ミョンバク大統領にしても国民に対する説明が出来ないでしょう。

菅首相としては、拉致被害者の救出に向かう「通り道」に過ぎないという判断をしているようですが、これは極めて非常識です。

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