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戦い済んで・・

 今日2月10日、朝日新聞に花束を手にした舛添氏と一緒に私の顔が大きく写っている。又、テレビ朝日のモーニングバードで、選対本部長としての私が取り上げられた。取材のわりには短い扱いだが、舛添氏の為に獅子奮迅した、ささやかな証にはなる。選挙が終わって少し心の中に空洞が出来たような思いでいる時の、ほんの少しの慰めにもなっている。

 嬉しいことは、それだけの事でも、「元気な顔が見られた」、「当選おめでとう」と色々な人から連絡が入る。東京だけでなく、地方からもだから嬉しい。

 昨夜8時、開票即当選が決まった。すでに私が入手した各マスコミの出口調査結果で、ダブルスコアで勝つことは分っていたが、なんとも呆気ない。

 昔のように時間を掛けて発表した方が重みがあると思ったりするが、一方で、当落が決まるまでの胸苦しい長い時間を考えれば、この方がいいのかもしれぬと思い直したりする。実際、当落いずれかで自分の人生が決まる、まさに天国か地獄かの狭間だ。引退して、そんな辛い思いを2度としなくていい自分に「ほっと」している。

 新宿の選挙事務所、驚くほどの取材陣の中、晴れやかな顔の舛添夫婦が入場する。これからどんな仕事をするのか、マスコミの質問によどみなく答えている。

 私も含めて交々挨拶に立ち、万歳で締めくくって、ようやく解放された。早速、辻代議士、中屋、早坂両都議を誘って一杯やろうと浅草へ車を走らせた。 ところが都連八木局長からの電話、「今度は自民党本部でセレモニーです。すぐ戻ってください」。

 党本部で石破幹事長、菅官房長官らと、改めて舛添氏を迎えた。舛添氏、石破幹事長から、「深谷先生には特にお世話になりました」と丁重な挨拶を受け、それだけで大満足なのだから、われながら純情なものだと思った。

 結局、浅草の「しげ正」で飲み始めたのは深夜11時であった。

 テレ朝モーニングバードの特集は、「細川候補と小泉元首相を追う」がテーマであったが、初めて知る二人の老人ぶりが、なんとも痛ましかった。選挙スタートの第一声は都庁前だったが、細川氏、なんと原稿を手にして下を見たままの演説である。  

 場面が代わると、今度は自分の左手の掌に書いたものを読んでいる。まるで受験生のカンニングだ。確たる信念も無しに、いい歳をして何を血迷ったか、ただ「出たい」だけだったのかと情けなかった。

 私より若いのだが、小泉さんも歳を取ったなと、痛々しい思いがした。即原発廃止のワン・イシュー(単一争点)、本人は支持が増えないことに不思議がっていたようだが、都政には無理なテーマだし、「他の問題は誰がやっても同じ」と言ってのけるなど傍若無人、全く乱暴な話で、これでは支持者が増えるわけもない。

 結局、集めた票は共産党の宇都宮候補にも及ばずの95万6063票、舛添氏は211万2979票だから、宇都宮、細川両氏の票を合わせても追いつかない数であった。

 投票率は46.14%、過去3番目の低さであった。大雪のためとか、いろいろの言い訳はあろうが、この数字は酷すぎる。棄権した人に都政を語る資格なし、自覚を促したい。

 この選挙でのネット運動も酷かった。大量の批判アクセスで、下村大臣のブログは炎上したと言う。私の処にも嫌がらせの手紙や、三流誌のあらぬ批判まであった。

 手紙に曰く「保坂氏の参議院選挙で選対本部長を務めて落選させたくせに云々」、あの時の選対本部長は私ではなく故粕谷茂氏だった。如何にいい加減なものか分かる。こんな嫌がらせをなんでするのか理解できない。意欲が薄れるとでも思うのか、馬鹿者め! かえって私の闘志は燃えるのだ・・、萩生田代議士も同様のことを言っていた。

 ちなみに、昨年引退してから、まず後継者の辻代議士を勝たせ、都議選挙では服部、立石、中屋3都議が圧勝、続く参議院選挙で武見敬三氏当選、そして今回と、私が選対本部長を務めた選挙は全勝しているのだ。全勝ですぞ!

 と、まあ、怒ってみても仕方のないこと、しばらくは悠々と、そう、孫香瑠の大学合格もあったことだから、家族と静かに暮らすことにしよう。

 応援していただいた方々に、ひたすら感謝、感謝と、お伝えしたい。

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