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- 2014年02月10日 15:17
都知事選。順当な結果、つまり、民意の適正な反映であり。
昨日の都知事選挙。舛添要一さんが新知事に選出されました。
東京を世界一にする公約実現のための都政運営を期待いたしております。
舛添さんの当選は、下馬評通りの結果であります。
二番手を宇都宮さん、細川さんで競った結果、宇都宮さんが上回るのも、マスコミ報道にもあった通りです。
マスコミで優位が報じられると、気が緩んで負けてしまう等と言われることもありますが、マスコミは選挙報道・分析に何十年と力を入れていますので、より精緻な情報収集ができているように思われます。
特に、都知事選挙は、有権者1,000万人の超大選挙区であります。地域性も何もなく、1,000万人のマスの動きを東京所在のマスコミが分析を外して、番狂わせが起こるようでは存在意義が疑われてしまいます。
さて、昨日の選挙は、大雪で投票率がたまたま低かったから、組織票で優位な舛添さんが圧勝したとの見方もありました。
本当に投票率が低かったのか?といえば、それほどでもない。
今回の投票率は46.1%
前回2012年は62%でしたが、総選挙と同時でした。
その前 2011年 57.8%、2007年 54.4%と比べると、低い投票率でありますが、2003年 44.9%と同じ水準。
2003年の選挙は2選をめざす、石原慎太郎の対抗馬といえるのが、樋口恵子さんくらいで争点が少なかった選挙です。
今回の選挙も、全体的に高齢批判があったり、「原発」の争点化が不十分であったため、選びたくなる選挙でなかった感もあります。候補者は多かったものの、2003年と同じ程度の注目度であったのかもしれません。
組織票できまったのか?というのも、どうでしょうか。
選挙における政党支持率が表現されているものとして、昨年の参議院選挙(投票率 53.5%)の比例区への投票状況があると思います。
今回の候補者別の各区での得票率と、参院選での政党別の得票率を対比してみます。
【2014 都知事選】
リンク先を見る
【2013 参院選(比例区・東京都分)】
リンク先を見る
おおざっばではありますが、自民+公明+維新 の政党票が 舛添さん、田母神さんに流れて、(正確には、維新+自民を少々 で田母神さん)
みんな+小沢新党 の政党票などを分けあって、共産+α で 宇都宮さん、民主+β で 細川さん。(みんなの党は、脱原発とか既得権打破を意識した無党派と理解しています。)
投票率こそ、7ポイント違いますが、組織票というよりも、直近の政党支持率を適正に反映した、今回の都知事選の結果だと思います。
なんだか、私、選挙ウォッチャーみたいに振り返ってしまいましたが、民主党所属の政治家として、反省しますと、
私、岡 高志 としましては、区民の皆様ひとりひとりの声に耳を傾け、大田区政の課題にひとつひとつ向き合うことで、区民・国民のみなさまに認めていただけるように活動してまいります。
東京を世界一にする公約実現のための都政運営を期待いたしております。
舛添さんの当選は、下馬評通りの結果であります。
二番手を宇都宮さん、細川さんで競った結果、宇都宮さんが上回るのも、マスコミ報道にもあった通りです。
マスコミで優位が報じられると、気が緩んで負けてしまう等と言われることもありますが、マスコミは選挙報道・分析に何十年と力を入れていますので、より精緻な情報収集ができているように思われます。
特に、都知事選挙は、有権者1,000万人の超大選挙区であります。地域性も何もなく、1,000万人のマスの動きを東京所在のマスコミが分析を外して、番狂わせが起こるようでは存在意義が疑われてしまいます。
さて、昨日の選挙は、大雪で投票率がたまたま低かったから、組織票で優位な舛添さんが圧勝したとの見方もありました。
本当に投票率が低かったのか?といえば、それほどでもない。
今回の投票率は46.1%
前回2012年は62%でしたが、総選挙と同時でした。
その前 2011年 57.8%、2007年 54.4%と比べると、低い投票率でありますが、2003年 44.9%と同じ水準。
2003年の選挙は2選をめざす、石原慎太郎の対抗馬といえるのが、樋口恵子さんくらいで争点が少なかった選挙です。
今回の選挙も、全体的に高齢批判があったり、「原発」の争点化が不十分であったため、選びたくなる選挙でなかった感もあります。候補者は多かったものの、2003年と同じ程度の注目度であったのかもしれません。
組織票できまったのか?というのも、どうでしょうか。
選挙における政党支持率が表現されているものとして、昨年の参議院選挙(投票率 53.5%)の比例区への投票状況があると思います。
今回の候補者別の各区での得票率と、参院選での政党別の得票率を対比してみます。
【2014 都知事選】
リンク先を見る
【2013 参院選(比例区・東京都分)】
リンク先を見る
おおざっばではありますが、自民+公明+維新 の政党票が 舛添さん、田母神さんに流れて、(正確には、維新+自民を少々 で田母神さん)
みんな+小沢新党 の政党票などを分けあって、共産+α で 宇都宮さん、民主+β で 細川さん。(みんなの党は、脱原発とか既得権打破を意識した無党派と理解しています。)
投票率こそ、7ポイント違いますが、組織票というよりも、直近の政党支持率を適正に反映した、今回の都知事選の結果だと思います。
なんだか、私、選挙ウォッチャーみたいに振り返ってしまいましたが、民主党所属の政治家として、反省しますと、
- 有権者が選びたくなる候補者を立てられなかったこと。
- 選挙の争点をきっちり立てられなかったこと。 (「脱原発」も立派な争点ですが、十分に浸透しませんでした。)
- 何よりも、引き続き、共産党系より民主党系の各得票数が低いこと。
これは、民主党が民意の受け皿として、魅力的でない状態が続いていることの表れであります。
私、岡 高志 としましては、区民の皆様ひとりひとりの声に耳を傾け、大田区政の課題にひとつひとつ向き合うことで、区民・国民のみなさまに認めていただけるように活動してまいります。
- おか たかし (元・大田区議会議員・国民民主党)
- 大田区ファーストで都議会改革!