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野党が権力にすり寄ったのでは、野党の存在の意味がない

小沢一郎代表 定例記者会見(2014年2月3日)

2月3日、小沢一郎代表が定例の記者会見を行いました。
会見要旨は以下の通りです。

  • 記者会見動画はこちら(外部サイト)

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    【 質疑要旨 】
    • 橋下大阪市長辞職と出直し選挙について
    • 民主党の政策見直しについて
    • 民主党定期大会出席について
    • 補正予算案の対応について
    • 山口県知事選挙について
    • 東京都知事選挙について
    • 責任野党論について

    橋下大阪市長辞職と出直し選挙について

    Q. 先ほど大阪の橋下市長が、大阪都構想を進めるために民意を問いたいということで、辞職をして市長選をやり直すことを表明した。これについての率直な受け止めと、関連して維新の会は結いの党と政策協議を進めているが、今回の出直し選挙の件が野党再編にどのような影響を与えるとお考えか。(NHK)
    A. 大阪都構想というのは、橋下さんが当初からずっと主張し続けてきたことなので、その構想についての執着が非常に強いということは間違いのないことであろうし、それを一本化して、来年には具体的にやっていきたいということなのでしょう。

    そういう時期的なことをにらんだうえでの、政治家としての判断だから、とやかくいう話ではないと思う。それはそれで、彼なりにもう一度市民、府民の声を聞こうということなのだと思う。

    ただ、いわゆる行政、統治の機構、仕組みを変えていく為には、国政で地方自治法をはじめ色々大改革をしなければならいわけだから、そういう視点から、日本維新の会の代表でもあるので、また取り組んでいかれることと思うけれども、現時点で本人が何としてもということであろうと忖度しながら、見守る以外にないだろうと思う。

    それから、このことが即再編云々ということではないと思うけれども、維新の会の代表を辞めるとかということになれば、維新の会の中でどういう考え方が出てくるのか、それももう他の政党のことだから、私には分からないけれども、国政と直接つながるとなれば、維新の会という国政政党のポジションがどうなるかということにもなるわけで、大阪市長の身分がどうこうという問題と国政は関係ないだろうと思う。

    民主党の政策見直しについて

    Q. 民主党が今、かつて掲げた看板政策について、ゼロベースで見直しを始めるということを言っている。まだ正式に決まっていないが、どういう物を俎上に載せるかというと、高速道路の無料化とか、年金の一元化とか、最低保障年金とか、16.8兆円の無駄削減による捻出とかいくつかあるようだが、完全に旗を降ろすということではなくて、現実的なロードマップを示すということかもしれけれども、こういった見直しを今やることについて、民主党としては現実路線の転換ということのようだが、代表は2009年のマニフェストを掲げた当事者としてどのようにお考えか。(朝日新聞社)
    A. これももう民主党を離れているから、党内でどういう議論がなされ、どういう結果が出るのか私には全くわからないけれども、少なくとも民主党が政権に就いたのは、あのマニフェストを掲げて選挙戦に臨み、それを国民が支持してくれたから、民主党政権というのは出来たのだと思う。

    そして、政権に就いた後には、それが今言ったように現実的でないという考え方なのかどうかは分からないけれども、民主党政権の中でマニフェストの訴えたことについて、十分な努力を怠ったということが政権を失った理由ではないかと私は思っているので、私どもとしては、民主党がどうするかは別問題だけれども、あのマニフェストで訴えたことは大変画期的なことであり、また、非常に現実的に可能なことであろうと思っている。

    民主党の歴代内閣でも「お金がない、お金がない。だからマニフェストの実行は出来ない。」と、簡単に言うとそういうそういうことだったのではないだろうか。しかし、自民党政権になったら、どんどん、どんどんお金は出てきている。

    私は最初からお金については、無駄を省く、改革を実行するということによって、財源は十分あるという主張だったので、後は賢明な記者諸君が判断していただければいいと思う。

    民主党定期大会出席について

    Q. 来週の民主党党大会は出席されることになったか。(岩手日報)
    A. お招きを受けたので出席しようと思っているけれども、ただ、ちょうど小沢一郎政治塾開催中なので、そういった日程とも重なっており、まだ最終決定はしていない。

    私がもし仮に日程がやりくりできなかった場合は、幹事長に行っていただくということになると思うが、いずれにしても現時点ではまだ最終決定していない。

    補正予算案の対応について

    Q. 補正予算の関係について。明日にも衆議院を通過して、与党側としては今週中にも成立させたいという意向だけれども、生活の党としてこの補正予算の賛否の扱いはどうするのか。(NHK)
    A. 政策会議で、色々と皆で議論したと聞いている。補正予算の中身については、色んな問題点があるということも指摘されたようだ。

    明日か、野党の幹事長、国対委員長会談か何かがあると言っていたので、そこで最終的な結論を出すと思うけれども、補正予算そのものの中身については賛成できないという意見が多いのではないかと思う。

    山口県知事選挙について

    Q. 山口県知事選挙について、髙邑勉さんから推薦願が出てきていると思うが、それに対する対応はどのようにお考えか。(産経新聞社)
    A. それは、先日髙邑さん自身もいらして、何としても知事選で自分の主張を貫いて頑張りたいということだったので、以前の議員仲間ということもあり、推薦して頑張ろうということになったと思う。

    東京都知事選挙について

    Q. 東京都知事選挙について。新たに世論調査を行っているが、なかなか細川さんが伸びてこない状況だけれども、これについてどの様に思われるか。(共同通信)
    A. 共同通信は調査が終わったのか。
    Q. この週末に終了した。(共同通信)
    A. もう発表したのか。どのような結果だったのか。
    Q. 舛添さんがぶっちぎりの状況。(共同通信)
    A. はるかに舛添氏が引き離して断然有利な結果だったということか。
    世論調査がストレートに選挙結果ということではないと思うけれども、傾向としてそういうことだろうなということは、おおよそ予想はついていたことだけれども、やはり、私どもとしては各党の手伝いはいらないということだったので、それでは私的にやれるだけのことをやろうということで、ポスター貼りからハガキやら、パンフレットやらその他そういった運動については、我々は最大限の協力はしていきたいと思っている。
    Q. 関連して。明日から細川候補が朝の街頭を始めるそうだけれども、ちょっと遅かったような気もする。1日2、3回くらいしか街頭がなかったようだが舛添さんの方がはるかに数をこなしていたわけで、この選挙活動のあり方についてどのようにご覧になっているか。(朝日新聞社)
    A. 朝日新聞はどう見ているか。
    Q. やはりたくさんやった方がいいのでは。(朝日新聞)
    A. 私もそう思う。
    Q. なぜ(やらないの)かと思って。(朝日新聞)
    A. それは本人に聞いてみないと分からない。舛添さんは毎日5回、10回とやっているのであろう。東京は広いし相当やらないと廻りきれない。

    責任野党論について

    Q. 最近安倍総理が施政方針演説に責任野党論を入れたり、野党側からも、こちら側としても責任野党として是非々で、といった応答が予算委員会であったり、今日、畑議員も少し皮肉交じりに引用されていたけれども、改めてその「責任野党論」についてどうお考えになるか。(東京新聞)
    A. 責任野党というのは、皆が勝手に自分の思いで使っているけれども、要は本来の議会制民主主義における与党と野党のあり方ということであろう。

    だから、民主主義は政権を持っている政党と、そうでない野党の立場の政党と、お互いに基本理念、あるいはそれから派生する政策、それが違うから与党と野党になっているのであろう。一緒だったら一つの政党になればいいので、基本的な考え方が違うから与党野党という政党が存在するし、そういう意味において数の上で自民党が圧倒的だから、もう何をやっても無駄だとか、あるいは与党にすり寄った方がいいとか、与党と談合するのが野党の役目でそれが健全野党だというような考え方があるとすれば、それは全く議会制民主主義を理解していない輩のいうことだと私は思う。

    私は議席数にかかわらず、野党は野党の基本的な理念、誠実性、そして基本政策、これと自分たちの考えているそのものをはっきりと、議会活動あるいは日常の一般活動でもいいけれど、そこで明確に主張していくことが、健全野党だと思う。

    今、自民党が大きな数を得て、そしてなおかつ野党が与党と一緒にネゴすることが健全野党だというような発想は、なにか大政翼賛会的なイメージを抱いているのではないかという疑念を持つくらいに、おかしな話だと思う。
    与党は野党にへつらうこともないし、媚びることもないし。また野党が権力にすり寄ったのでは、何の野党の存在の意味もないわけだから、そこはしっかりと毅然として自らの主張を貫いて、そして次の総選挙で判断してもらうということが本来の民主主義のあり方だと思う。

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