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- 2014年02月10日 11:49
今後の舛添都政を占う!
予想されていたとおり、舛添氏が新都知事に選出されました。
それにしても、8時の番組開始と同時に当選確実が発表されようとは。
いずれにしてもサイは振られたのであって、だとしたら今後のことを考えるしかないのですが‥その前に、少しばかり選挙戦を振り返ってみたいと思うのです。
先ず、2位にもなれなかった細川氏の発言。
「脱原発、争点にならなかった」
「出馬に逡巡があり、準備期間が短かった」
時間がもっとあれば有権者を説得できたかもしれないという細川氏ですが‥はっきり言って有権者は貴方にそれほど魅力を感じなかったし、期待することもできなかったということなのです。
私は、脱原発派。だから、細川氏を支持してはいた。しかし、この人に期待していいのかという逡巡が都民にあったと思うのです。だって、小泉さんみたいに筋金入りには見えなかったし‥言っていることがアレッと思うこともあったので。
昔の話ですが、国民福祉税構想をぶち上げた際、税率の根拠を聞かれて彼は「腰だめの数字」だと言い切ってしまった人ですから。そして、総理の座を退いたと思ったら、一転して世捨て人のような世界に入ってしまった。国民は、何がどうなったのか分からなかった。
その人がいきなり俗世間に戻ってきて都知事になりたいと言ったのです。そういうことなのですよ。
ついでに、小泉さんの発言についても、一言。
「これからも『原発ゼロ』の国づくりを目指して微力ですが努力を続けてまいります」
よく言った小泉純一郎! 私も、小泉さんの努力を見守り続ける。
因みに、この小泉氏に対して、自民党の石破幹事長は「特に処分の対象とは考えていない」と言っていますが、バカを言ってはいけない。
いいでしょうか? 小泉氏は、脱原発を争点に掲げて安倍総理に戦いを挑み、そして、完敗したのですから、小泉氏こそ安倍政権にとって、そして原発関係者にとっての最大の功労者であるのです。
お前ら、小泉さんに足を向けて寝られないぞ!
いつも、自民党をぶっ壊すと言って、自民党を強化してきた小泉さん。
いずれにしても、完勝したのは舛添氏です。
選挙期間中だったからテレビで大きく伝えられることはありませんでしたが、過去の言わなくもいいような酷い発言がネットでは取り沙汰されていました。多分、それが今後ボディブローのように利いてくるでしょう。
しかし、本人は、今回の都知事選に完勝したことから、暫くすると自民党と原発村の支援で当選したことも忘れて、得意げに行動をするようになるのではないでしょうか。
最初は、安倍総理には頭が上がらなくても、、そんなこと直ぐに忘れてしまうでしょう。
なんたって、舛添氏は安倍さんになど比べものにならないほど語学に堪能であり、6か国語も喋ることができるのですから。
では、その舛添新都知事は、これから何をするのでしょう?
ご存知ですよね? 東京を世界一の街にするのですって。
「東京を世界一の街にするということで、福祉もそう、防災もそう、経済もそう、何より2020年のオリンピック、パラリンピックを成功させる」
でも、今後東京を世界一の街、或いは都市にするというのであれば、現在は1位ではないということになるのですが、現在は世界で何位なのでしょうか?
舛添都知事によれば、何でもロンドン、ニューヨーク、パリに次いで日本が世界4位なのだとか。
誰がそんなことを決めたのかと言えば‥森記念財団の都市戦略研究所が実施している「世界の都市総合力ランキング」でそうなっているのだとか。
はっきりと言いましょう。舛添さんは、そんな薄っぺらな調査を信じるのか、と。
そのようなランキングなどクソくらえ!
だいたい、世界の各都市をどうやったら公平に比較することなどできるというのでしょうか?
ニューヨークが確かに世界の経済の中心地であるのは確かだとしても、依然として犯罪が多いというイメージは払しょくできません。それに貧富の差も激しい。
そんな街がどうして東京より優れていると言えるのか?
ロンドンだって、過去の公害の歴史やどんよりとした天候を知っている者からすれば‥そして、食事の面など考えれば、それほど住みたいと思うような都市であると言えるのか?
いずれにしても、東京を世界一の都市にするとなれば、今後じゃんじゃんお金をつぎ込み、また、開発ブームが起きるでしょう。
しかし、そこまでするのが本当に東京にとって、或いは日本全体にとって望ましいことなのか?
東京に一極集中するから地方は益々過疎化をするばかり。
それでいいのでしょうか?
余りにも首都圏に人口が集中し過ぎると、暮らしにくくなるでしょう?
言っときますが、国にも東京都にも本当はお金の余裕などないのです。それに異常気象のせいで大規模な自然災害が増えているために、災害の復旧・復興の費用が今後どんどん増えていくことが予想されているのです。だから、なるだけ開発は控えめにしておかないと直ぐに財源がパンクしてしまうでしょう。
舛添氏は、今回の都知事選において福祉を強調してもいましたが、彼は、かつて「お金は天から降ってくることはない」とも言っていた人なのです。どうやって、受益者の負担を増すことなしに福祉を充実して行くのでしょうか?
言うは易く行うは難しなのです。
悪いことはいいませんから、派手なことは止めておいた方がいいのです。
それから最後に大事な一言を。
東京を世界一の街と世界中の人が認めるのであれば、それはそれで大いに結構。しかし、福島の原発事故が起きた時に、外国人が一斉に東京を、そして日本を離れたことを忘れてはいませんか?
外国人にとっては、原発がゼロになった方が東京や日本に魅力を感じるのはむしろ当然であるということなのです。それでなくても地震が多い国なのですから。
それにしても、8時の番組開始と同時に当選確実が発表されようとは。
いずれにしてもサイは振られたのであって、だとしたら今後のことを考えるしかないのですが‥その前に、少しばかり選挙戦を振り返ってみたいと思うのです。
先ず、2位にもなれなかった細川氏の発言。
「脱原発、争点にならなかった」
「出馬に逡巡があり、準備期間が短かった」
時間がもっとあれば有権者を説得できたかもしれないという細川氏ですが‥はっきり言って有権者は貴方にそれほど魅力を感じなかったし、期待することもできなかったということなのです。
私は、脱原発派。だから、細川氏を支持してはいた。しかし、この人に期待していいのかという逡巡が都民にあったと思うのです。だって、小泉さんみたいに筋金入りには見えなかったし‥言っていることがアレッと思うこともあったので。
昔の話ですが、国民福祉税構想をぶち上げた際、税率の根拠を聞かれて彼は「腰だめの数字」だと言い切ってしまった人ですから。そして、総理の座を退いたと思ったら、一転して世捨て人のような世界に入ってしまった。国民は、何がどうなったのか分からなかった。
その人がいきなり俗世間に戻ってきて都知事になりたいと言ったのです。そういうことなのですよ。
ついでに、小泉さんの発言についても、一言。
「これからも『原発ゼロ』の国づくりを目指して微力ですが努力を続けてまいります」
よく言った小泉純一郎! 私も、小泉さんの努力を見守り続ける。
因みに、この小泉氏に対して、自民党の石破幹事長は「特に処分の対象とは考えていない」と言っていますが、バカを言ってはいけない。
いいでしょうか? 小泉氏は、脱原発を争点に掲げて安倍総理に戦いを挑み、そして、完敗したのですから、小泉氏こそ安倍政権にとって、そして原発関係者にとっての最大の功労者であるのです。
お前ら、小泉さんに足を向けて寝られないぞ!
いつも、自民党をぶっ壊すと言って、自民党を強化してきた小泉さん。
いずれにしても、完勝したのは舛添氏です。
選挙期間中だったからテレビで大きく伝えられることはありませんでしたが、過去の言わなくもいいような酷い発言がネットでは取り沙汰されていました。多分、それが今後ボディブローのように利いてくるでしょう。
しかし、本人は、今回の都知事選に完勝したことから、暫くすると自民党と原発村の支援で当選したことも忘れて、得意げに行動をするようになるのではないでしょうか。
最初は、安倍総理には頭が上がらなくても、、そんなこと直ぐに忘れてしまうでしょう。
なんたって、舛添氏は安倍さんになど比べものにならないほど語学に堪能であり、6か国語も喋ることができるのですから。
では、その舛添新都知事は、これから何をするのでしょう?
ご存知ですよね? 東京を世界一の街にするのですって。
「東京を世界一の街にするということで、福祉もそう、防災もそう、経済もそう、何より2020年のオリンピック、パラリンピックを成功させる」
でも、今後東京を世界一の街、或いは都市にするというのであれば、現在は1位ではないということになるのですが、現在は世界で何位なのでしょうか?
舛添都知事によれば、何でもロンドン、ニューヨーク、パリに次いで日本が世界4位なのだとか。
誰がそんなことを決めたのかと言えば‥森記念財団の都市戦略研究所が実施している「世界の都市総合力ランキング」でそうなっているのだとか。
はっきりと言いましょう。舛添さんは、そんな薄っぺらな調査を信じるのか、と。
そのようなランキングなどクソくらえ!
だいたい、世界の各都市をどうやったら公平に比較することなどできるというのでしょうか?
ニューヨークが確かに世界の経済の中心地であるのは確かだとしても、依然として犯罪が多いというイメージは払しょくできません。それに貧富の差も激しい。
そんな街がどうして東京より優れていると言えるのか?
ロンドンだって、過去の公害の歴史やどんよりとした天候を知っている者からすれば‥そして、食事の面など考えれば、それほど住みたいと思うような都市であると言えるのか?
いずれにしても、東京を世界一の都市にするとなれば、今後じゃんじゃんお金をつぎ込み、また、開発ブームが起きるでしょう。
しかし、そこまでするのが本当に東京にとって、或いは日本全体にとって望ましいことなのか?
東京に一極集中するから地方は益々過疎化をするばかり。
それでいいのでしょうか?
余りにも首都圏に人口が集中し過ぎると、暮らしにくくなるでしょう?
言っときますが、国にも東京都にも本当はお金の余裕などないのです。それに異常気象のせいで大規模な自然災害が増えているために、災害の復旧・復興の費用が今後どんどん増えていくことが予想されているのです。だから、なるだけ開発は控えめにしておかないと直ぐに財源がパンクしてしまうでしょう。
舛添氏は、今回の都知事選において福祉を強調してもいましたが、彼は、かつて「お金は天から降ってくることはない」とも言っていた人なのです。どうやって、受益者の負担を増すことなしに福祉を充実して行くのでしょうか?
言うは易く行うは難しなのです。
悪いことはいいませんから、派手なことは止めておいた方がいいのです。
それから最後に大事な一言を。
東京を世界一の街と世界中の人が認めるのであれば、それはそれで大いに結構。しかし、福島の原発事故が起きた時に、外国人が一斉に東京を、そして日本を離れたことを忘れてはいませんか?
外国人にとっては、原発がゼロになった方が東京や日本に魅力を感じるのはむしろ当然であるということなのです。それでなくても地震が多い国なのですから。