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舛添要一氏の都知事当選について 辞任はいつ頃?

 昨日2月9日の投票で都知事には舛添要一氏が当選しました。

 極めて残念な結果です。

 舛添要一氏  2,111,617票
 宇都宮健児氏 982,005票
 細川護煕氏  955,090票
 田母神俊雄氏 610,694票

 この結果をみて誰もが思うのは反原発票が割れたということでしょう。一本化された場合には単純にプラスではなく相乗効果が出ますから、この合算票にとどまるものではありません。

 反原発を期待していた人たち、私もそうですが、選挙戦の結果は残念に思います。
(もちろん、その場合には田母神票が桝添氏に流れますが)

 ただし、これだけ都知事選において反原発票が出たということは非常に重いものがあります。

 都知事選において、200万票近い反原発票が出たことは東京都民においてさえ、原発は危険なもの、不要なものだということの表明です。

 当選したのが舛添氏というのも象徴的です。

 インターネット上では、アンチ舛添のものばかりが目立ちましたが、舛添氏以外の候補が、特定のイデオロギーを持った候補として排斥されたことによる消極選択ではなかったのかと思われます。
都知事選:舛添氏、無党派層にも支持広げる 出口調査」(毎日2014年2月9日)
舛添氏、高齢層から圧倒的な支持 都知事選出口調査分析」(朝日2014年2月9日)

 もともと反原発も反貧困がイデオロギーというのであれば、すべてがイデオロギーです。今回の選挙は資本主義か社会主義かの選択であればイデオロギーそのものでしょうが、そうではなく単純に反原発がイデオロギーというのであれば、原発推進もイデオロギーそのものでしょう。それとも単純な拝金主義ということでしょうか。

 この程度のことを「イデオロギー」として排斥するような思考では、社会がより一層、悪化するばかりです。

 これに対して田母神氏は、まさにイデオロギーの主張でした。極めて特異な歴史観に基づく軍国主義思想を全面に押し出したものです。

 同じく軍国主義思想の百田尚樹氏がしゃしゃり出てきました。
NHK経営委員百田尚樹氏が都知事選田母神候補応援演説で暴言、NHKがおかしくなった

 この田母神氏に対しては、20代の支持が多かったということですが、憂うべき状況です。

 この20代は一体、何を期待して田母神氏に投票したのでしょうか。閉塞感が漂い、社会の矛盾のしわ寄せがいく20代ですが、それがよりによって田母神支持ですか。危ない兆候です。

 ニートや引き籠もりになるよりはまし?という次元の問題ではありません。ナチス・ヒトラーも青年層の不満を利用し、ヒトラーユーゲントを組織、社会の破壊活動に利用しました。

 社会の閉塞感はとりわけ若年者層を危険な方向に向かわせることがあり、今回の都知事選挙の田母神氏への投票はその傾向が出ているということです。

 それにしても舛添氏が都知事ですか。

 高齢者に冷たい、福祉に冷たい舛添氏ですが、あたかも福祉に理解があるかのようなイメージだけが舛添氏にあったのかもしれません。

 舛添氏の場合の福祉は、単純に自分がカネを出したくないだけの人であり、福祉とはほど遠い人です。
東京オリンピック「成功」が公約? めぼしい公約はそれだけの舛添要一氏

 この舛添氏は、過去にも色々な問題を抱えた人です。
参照「舛添要一を都知事にしたくない女たちの会

 片山さつき氏との離婚にまつわる話は興味を引きます。
片山さつき、赤裸々な告白 「舛添要一」という男の本性(2009年文芸春秋)「仕事で遅くなると「遅く帰ってきやがって!」 逆上して怒鳴る。物を投げつける。炊飯器の上蓋が割れていたことも。ナイフをずらっとならべ、刃先を私につきつけた」

 舛添氏を支持した人たちは、このような人でも知事として相応しいと思ったのでしょうか、不思議です。

 今後の楽しみは、選挙期間中には出てこなかった舛添氏に関する「暴露」でまた舛添氏が辞任するということですね。

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