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- 2010年09月20日 04:38
日米関係と日中関係を考え直すのに欧州を参考にする
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「議論後に議論前の結論に至ることにも価値があるリンク先を見る」と「普天間基地問題における三つの勘違いリンク先を見る」を書いていた5月は、普天間基地問題で盛り上がっていました。対米従属を改める可能性について言及したところ、コメント、はてブ、Twitter、BLOGOSなどでかなり感情的なコメントを頂きました。あれから4ヶ月経ち、首相が変わり、落ち着いたと思いますので、このエントリでは普天間基地問題を振り返りたいと思います。
なぜ、普天間基地問題を振り返ろうかと思ったかというと、2010年9月13日にダイヤモンド・オンラインで公開された「「民主党政権は臆せず普天間日米交渉のやり直しを求めよ!」 ヴォーゲル・ジュニアが語る “ジャパン・アズ・ナンバースリー”時代の安全保障論 〜スティーヴン・ヴォーゲル カリフォルニア大学教授インタビューリンク先を見る」で、近い主張を見つけたからです。専門外の学生が書くよりも、専門家の教授が言う方が説得力があると思うので、これを紹介しながら振り返ります。
日本のニュースでは、普天間基地を移設する提案をすることで、日米同盟が危機に陥るみたいな論調だったのかもしれませんが、かなり違和感をもちました。日米同盟が破綻するような事態になれば、アメリカはもちろん欧州の国々も西側の一員として相当な衝撃が走るはずです。フランスでは日常のように、ニュースではたまにジャポンと聞こえるぐらいでした。実際は、アメリカも欧州も大して関心を持たず、本ブログには「米軍基地がどこになろうと世界情勢にとっては、ぶっちゃけ大した問題ではないのです。そして当事者のアメリカ自身も無関心でしょう」と書きました。
この教授も、アメリカは大して関心を持っていなかったとの意見です。
さらに、基地が移動することで日本が侵略されるような勢いでコメントしてくる人もいましたが、専門家の教授によれば、軍事的・戦略的にも問題ないということです。
アメリカも本当は、在日米軍を縮小したいのです。それがなぜ言えないかという理由が書かれています。
なぜ、普天間基地問題を振り返ろうかと思ったかというと、2010年9月13日にダイヤモンド・オンラインで公開された「「民主党政権は臆せず普天間日米交渉のやり直しを求めよ!」 ヴォーゲル・ジュニアが語る “ジャパン・アズ・ナンバースリー”時代の安全保障論 〜スティーヴン・ヴォーゲル カリフォルニア大学教授インタビューリンク先を見る」で、近い主張を見つけたからです。専門外の学生が書くよりも、専門家の教授が言う方が説得力があると思うので、これを紹介しながら振り返ります。
アメリカは日本のことなんて構わない/基地は縮小しても構わない
日本のニュースでは、普天間基地を移設する提案をすることで、日米同盟が危機に陥るみたいな論調だったのかもしれませんが、かなり違和感をもちました。日米同盟が破綻するような事態になれば、アメリカはもちろん欧州の国々も西側の一員として相当な衝撃が走るはずです。フランスでは日常のように、ニュースではたまにジャポンと聞こえるぐらいでした。実際は、アメリカも欧州も大して関心を持たず、本ブログには「米軍基地がどこになろうと世界情勢にとっては、ぶっちゃけ大した問題ではないのです。そして当事者のアメリカ自身も無関心でしょう」と書きました。
この教授も、アメリカは大して関心を持っていなかったとの意見です。
(質問)普天間問題の迷走などで民主党政権に対する不信感が米国側に広がり、日米関係が危うい状態にあるとの指摘もあるが。
何と比較するかによって答えは違ってくると思うが、私は日米関係が揺れているとか、大変な時期にあるとかそういうことでないと思う。また、米国側が不信感をもっているというのは言い過ぎだろう。
さらに、基地が移動することで日本が侵略されるような勢いでコメントしてくる人もいましたが、専門家の教授によれば、軍事的・戦略的にも問題ないということです。
(質問)日米協力は日本の安全保障の要だが、普天間基地移設や在日米軍基地を巡る最近の問題をどうみるか。
私はこれだけの規模の在日米軍基地は必要ないと思っている。すぐに大幅縮小したらアジアの安全保障に悪影響を与えかねないが、少しずつ縮小していけば何の問題もないだろう。
米国基地の本当の意味は何かと言えばそこに基地があることが一番重要なのであり、それが北朝鮮へのメッセージにもなる。海兵隊の普天間基地が本当に必要なのかといえば、私は海兵隊が沖縄からいなくなっても軍事的・戦略的に問題ないと思う。
米軍再編の本丸はイラク/アメリカも日本なんて構ってられない
アメリカも本当は、在日米軍を縮小したいのです。それがなぜ言えないかという理由が書かれています。
(質問)オバマ大統領はなぜ「在日米軍を縮小する」と言えないのか。
大統領が「在日米軍の規模を半分に縮小しよう」と言った場合、どこをどう切るかが問題となる。海兵隊を切ろうとすれば、当然海兵隊のトップが反発するだろうし、陸・海・空軍との関係も悪化する可能性がある。イラク、アフガニスタンの戦争を抱えるオバマ大統領としてはいま米軍内の問題を起こしたくないので、「普天間基地移設問題は従来の合意案に従ってほしい」と日本側に迫っているのだろう。
- Madeleine Sophie
- フランス国立研究所にてモバイル・インターネットを研究。



