記事

日本への移民は2010年時点では時期尚早

2/2

移民失敗後の列島/外国由来の二分された日本人が対立する日本



しかし現状で拙速に移民を受け入れるとどうなるでしょうか。僕は確実に失敗する予感がします。景気を向上させるため、産業競争力を向上させるために来日する移民は多文化に不寛容な社会で生きることを余儀なくされます。人と違うことが不利になる社会で移民は生きづらいでしょう。移民は次世代には日本人となるのです。それは、あなたの子どもや孫が移民の子供と保育園で一緒になることを意味します。

外国人助っ人として来日する移民は、その定義からして主流の列島由来の日本人に従属する立場です。景気対策、産業競争力対策に連れてこられたのですから、言葉悪く言えば日本人の奴隷です。次世代にはその奴隷も日本人としての国籍を手に入れることになるのです。日本は列島由来の日本人と、外国由来の日本人に二分されます。将来それは、そのまま、奴隷として使われたものの子孫と、奴隷を使っていたもののの子孫として、認知されることになります。

それでもその保育園において、列島由来の日本人に明確な敵意を投げかける人は少ないでしょう。しかし子供は社会の歪みを敏感に察知します。奴隷由来の子供と列島由来の子供が対立する保育園に、あなたの子供を入れたいかということが問われているのです。僕はそんな日本になるなら、日本が経済的に徐々に衰退していく方がマシだと思います。

ここでは一部だけにとどめますが、どの国も移民は難しく、人種差別、人種間格差、宗教問題、 治安問題などなど問題の目白押しです。

まとめ



将来の日本の姿として「移民成功後の多文化を許容しあって異端に寛容な日本」と、「移民失敗後の列島/外国由来の二分された日本人が対立する日本」を書きましたが、現時点の日本では、移民は失敗する可能性が高いです。

フランスの移民政 策は成功しつつあるという認識リンク先を見る」では、フランスはよくやっていると書きましたが、移民関連で大量の問題が頻発するフランスを肯定的に捉えた背景には、日本が同じことをやったらフランスよりもっとひどいことになることを痛感するからです。歴史的に、日本は多文化が許容しあって社会を作った経験がフランスより少ないことは明らかでしょう。有名なスカーフ問題のように、国の理念とある文化の価値観が決定的に食い違ってしまったら、どんな理論を打ち立てるべきか徹底的に議論しなければなりません。そういった経験が歴史的に日本には少なすぎるのです。景気や国際競争力といった瑣末な問題のために、移民を入れるのを急いではいけません。

いったい何時になったら日本が移民と共生する社会を作れるようになるのか、このブログを書いている目的に少し関係するのですが、次のエントリで見ていこうと思います。

関連:
フランスの移民政策は成功しつつあるという認識リンク先を見る
大陸の人は国家は気持ちの持ちようだと思ってるリンク先を見る
社会問題の議論でポジショントークを避ける二つの方法リンク先を見る

トピックス

ランキング

  1. 1

    コロナが炙り出す質低い大人たち

    毒蝮三太夫

  2. 2

    元慰安婦団体なぜ内部分裂したか

    文春オンライン

  3. 3

    ドラゴンボールが儲かり続ける訳

    fujipon

  4. 4

    ブルーインパルス飛行批判に落胆

    かさこ

  5. 5

    検察庁前で開催「黒川杯」に密着

    SmartFLASH

  6. 6

    元自民議員 安倍政権長く続かず

    早川忠孝

  7. 7

    報ステ視聴率危機? テレ朝に暗雲

    女性自身

  8. 8

    コロナ対策成功は事実 医師指摘

    中村ゆきつぐ

  9. 9

    電通らが甘い汁を吸う給付金事業

    青山まさゆき

  10. 10

    上場企業レナウン倒産に業界激震

    大関暁夫

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。