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「佐村河内守氏の耳は聴こえていた」新垣隆氏が会見

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質疑応答

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―18年前、どういうことで知り合ったのか。

彼とは知人を介して紹介され、お会いしました。彼が映画の音楽を担当することになり、彼が必要としたオーケストラのための音楽ができる人を探して欲しいと知人に相談をされ、その知人から私のところに連絡がきました。最初の出会いはそのようなものです。

―18年間の間で、いつかやめようというタイミングは無かったのか。押し切られてしまったのか。

やめようと思いましたのは、できるならば早い段階でというのは、当初は彼の映画ですとかゲームの音楽のお手伝いという形で私はアシスタントとして関わっていた、という認識を持っていました。

その中ではゲームであり、映画を作るためのスタッフということで問題を感じてはおりませんでした。彼がある時期から自分は耳が聴こえないのだという風な態度を世間に対して取ったとき、そして、それをその上で彼の名で私が曲を書いて発表するとなった時点で、それは非常に問題のあることだと思いはしたのですが、そこではまだやめようということではなく、彼に従い、私も曲を書き続けました。

去年の5月にピアノの曲を提出したときに、もうこれ以上はできないと私は思いました。そこから、彼に何度かもうこの関係を続けることはやりたくないということを伝えました。以上です。

―耳が聴こえないということは、これまで接していてそうではないのかと思うことはあれば教えて下さい。

耳に関しては、私の認識でははじめて会った時から、今まで、特に聴こえないということを感じたことは一度もありません。

―通常どおり会話することができたのか。

はい、そうです。

報酬は18年間で700万程度

―佐村河内さんと、最後に会ったのはいつですか

昨年12月15日です。

―その時に、すべてを告白するということは言ったのか

言ってません。

―佐村河内さんに、今伝えたいことは

彼がメールに書いていたように、非常に多くの人の夢を壊してしまった。やはり、そもそもの関係が間違っていたのではないでしょうか。

―契約形態や印税などの管理については

彼が依頼をし、私が曲を書いて渡す。それによって報酬を受け取りました。 印税に関しては私は関係はありません

―2006年に佐村河内さんが高校の吹奏楽部に楽曲を提供しているのですが、その曲も新垣さんが?

はい。私がつくりました。

―どのような依頼で

彼がある高校の吹奏楽部の顧問とコンタクトをとり、彼がその部活のために曲を書きますといって、 依頼が来ました。

―曲のイメージや構成案などはあったのか

あの曲については、グラフなどの指示は特になかったです。楽器の編成は、吹奏楽のみならず、邦楽器を含んだもの。 また、顧問の先生のリクエストがあったと思います。ゲーム音楽を手掛けていたとのことですので、そのイメージでつくっていただけないかということでした。

―すべて新垣さんがつくられたと。

はい。

―新垣さんが曲をもっていったときに、実際にきいて品評を加えたなど、佐村河内さんが耳が聴こえていたと考えられるエピソードがあれば。

私が録音したものを彼が聴き、それについて彼がコメントするというシーンは何度もありました

―耳が聴こえないようによそおっていたと

はい。

―佐村河内さんとの出会いなどについて、様々なところで書いているが、それは嘘だったと?また、新垣さんは自身の名前がでなくても、作品が世に出ることで満足だったか。

CDの解説にあったような記述については、ほとんどが嘘です。フィクションです。 また、私は作曲をしましたけれども、一連の作品というのは、彼とのやり取りの中で生まれたものであるという認識を持っています。

―昨年、佐村河内さんを取材した際に、ピアノソナタの譜面を見せてもらったのですが、それも本人が書いたものではないと?

創作ノートは本人が書いているが、譜面は私が書いた

―佐村河内さんの楽曲は被災地のみなさんに多く受け入れられているし、テレビのドキュメンタリーの中でも被災地で苦悩している姿などが放映されている。そうした彼の思いやイメージというのは、伝えられていたのか。また、共作という形での発表という手段はなかったのか。

彼が、どのような気持ちでああしたシーンを撮影したのかは、私には分かりません。 ただ、私は彼から依頼を受けたときに、何か被災者の方のために曲を書きたいとは思いました。

―ドキュメンタリーで放映された様子は演技だったと?

私はそう思ってます。

―共作については

そうした提案は私からもしなかった。あくまで彼のゴーストライターであるべきだと思ってます。

―佐村河内さんの代理人よると新垣さんが表に出にくい理由があったとされているが

いえ、特にありません。はじめの段階からゴーストライターとしての役割であると思っていました。

―ゴーストライターとして曲を書いた報酬の額は?

18年間で、20曲以上提供いたしました。はっきりとした金額は調べていませんが、700万前後だと思います。

―新垣さんのために名前を伏せた、というような言われ方については

ゴーストライターが前に出てはいけない。ただ、それだけのことだと思います。

―高橋大輔さんが使用する曲は、義手のバイオリニスト・みっくんのために書いた曲とされているが、彼女との関係は?

彼女がバイオリンを始めた頃から、教室で伴奏していたので、その頃からの関係です。

―700万円ほどの報酬ということだったが、世の中を欺いて得た報酬ということで返上したりとか、曲を演奏した方への賠償などの考えは

今の私の気持ちでは、彼に報酬を返すということは考えていません。演奏家の方々に対しては、私は非常に感謝の念を持っています。それをお伝えしたいと思っています。

―佐村河内さんが曲をつくったと思ってCDを買った方もいると思うのですが、それに対しては

大変申し訳ないことをしたと思っております。本当に申し訳ありません。

―「HIROSHIMA」が注目を集めた芥川作曲賞への応募は知っていたのか?代作したものが応募されるというのは、本人の気持ちとしては

最初は知らなかったのですが、あるところから情報を得た時は非常に戸惑いました。

―自分で応募した経験や、今後の応募については

自分で応募したことはなかった。賞に応募するということではないですが、芥川作曲賞という日本の芸術音楽に送られる賞なので、私もその領域で芸術作品をつくりたいという意志は強く持っております。

―佐村河内さんから伝えられていたというイメージというのは、どういうものなのか。また、今後の著作権を主張するつもりは?

図表や言葉でイメージを伝えてきました。著作権については放棄したいと思います。

―佐村河内氏のピアノ技術については。また、無名の作曲家がデビューしにくいなどクラシック業界に対する不満や思いなどはあったのか。

彼は非常に初歩的なピアノ技術のみであります。現状に不満があったということはありません。作曲家が自分の作品を発表するための場は、決して貧しい状況だとは思っていません。

―今回公表された、新垣さんが代わりに作曲をされていたこと、佐村河内さんがちゃんと会話ができたというようなことは一体どの範囲の方がご存知だったんでしょうか。CD会社の方や、番組を作られた方は気づいていたんでしょうか。お二人だけしか知らない事実だったんでしょうか。

私自身は、彼と接触をするときはほとんど彼と私だけの二人だけだったです。やりとりにおいてはごく普通のやりとりをしていたということです。それ以外で彼と会うということはありませんでした。以上です。

―さきほど著作権を放棄されるという話があったんですけれども、すでに著作権を譲渡されているということはあったんでしょうか。提供した時にそういう話あいはあったんでしょうか。

そのような話し合いはしておりません。

―この問題についてJASRACとの話し合いは。

私はそれには一切関わっておりません。

―レコード会社とは。

コロムビアの方とはコンタクトを取っていなかったので、知りません。

―ふたりの関係が露見しないために、ばれないために、どんなことがあったのか。

それは一点であり、私が作っているということを口外しないことのみだと思います。私にもそうすべきではないと思っていたのです。偽名を使ったのは一回でした。

―昨年5月に、もうムリだ、と、そう思ったとのことですが決定打は?何度かお話をしたのは、それ以降のことか。

もうこれ以上は続けられないと思ったのは5月ですが、彼にそのことを伝えたのは7月でした。さらに12月に、もう一度、彼に要求しました。それがうまく行かなかったので、今の時期になりました。

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