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- 2014年02月04日 12:08
舛添要一氏の3つの政治団体の人件費増への疑問と絵画購入問題
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(5)3政治団体(または2政治団体)の各「合計」
2010年と2011年の3政治団体、2012年の2政治団体の各「合計」だけを拾い上げてみましょう。
これを見ると、
2012年は、本年収入が減少し、政治活動費も翌年への繰越金も減額しています。
にもかかわらず、「経常経費」だけは最高額になっています。
「舛添要一後援会」がなくなっているにもかかわらず、なぜ「経常経費」が2011年よりも増額しているのでしょうか?
2010年
以上を見ると、
3つの政治団体の「経常経費」の各支出項目において「新党改革比例区第4支部」が中心であること、そのうち「人件費」の支出が一番高額であることがわかります。
なお、光熱水費は、事務所費の中に含まれるとして明記されています。
この点は、2011年、2012年も同じです。
(2)2011年
2011年も基本的には2010年と同じ特徴があります。
(3)2012年
3つの政治団体から2つの政治団体になっても、基本的には2010年、2011年と同じ特徴があります。
(4)3政治団体(または2政治団体)の各「合計」
2010年と2011年の3政治団体、2012年の2政治団体の「経常経費」の各項目の各「合計」だけを拾い上げてみましょう。
以上を見ると、
すでに確認したように、2012年は、本年収入が減少し、政治活動費も翌年への繰越金も減額しています。
また、同年は、3つの政治団体から2つの政治団体になっています。
にもかかわらず、「人件費」が最高額になっています。
「人件費」は詳細な報告がないので、なぜ最高額になったのか全くわかりません。
なお、事務所費については、すでに「家賃」の件で問題点を指摘しているので、ここでは取り上げません。
(5)また、2012年は、「備品・消耗品費」が2倍超になっています。
これを見ると、「備品・消耗品費」は、「新党改革比例区第4支部」のそれが200万円超も増えていることがわかります。
(6)、「新党改革比例区第4支部」の「備品・消耗品費」について、2011年と2012年を比較すると、
「備品」が約36・2万円から約74・4万円に、
「消耗品」が約15・1万円から約25・8万円に、
自動車関係が約5・5万円から約174・5万円に、
「その他の支出」がやく94・4万円から約140・6万円に、
それぞれ増えています。
これについては、後で再度取り上げます。
(7)「舛添要一後援会」が2011年6月末に解散しました。
2012年には、衆議院が解散し、総選挙が行われましたが、舛添氏は参議院議員であり、2013年の参議院通常選挙には立候補していません。
自動車関係の支出が増えていますが、それは、衆議院解散による総選挙が行われた2012年12月より、ずっと前の支出です。
その時点では、翌年の参議院通常選挙に立候補するための準備として政治資金の支出を行っていたのでしょうか??
2012年に、巨額ではないものの、「新党改革比例区第4支部」の「人件費」や「備品・消耗品費」の支出が増えたのは、疑問が生じます。
政治活動費は、2011年に大幅に増えたものの、2012年にはだいぶ減少しています。
前述したように「舛添要一後援会」が2011年6月末に解散し、舛添氏は2013年の参議院通常選挙には立候補していませんから、「政治活動費」としての支出も減少したのでしょう。
(2)では、全く問題がないかといえば、そうではないようです。
2010年と2011年の3政治団体、2012年の2政治団体の各「合計」だけを拾い上げてみましょう。
| 年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 |
| 収入 | |||
| 前年からの繰越金 | 788万6816円 | 292万8405円 | 1159万1282円 |
| 本年収入 | 1863万3287円 | 7565万2328円 | 4541万3200円 |
| 収入総額 | 2652万0103円 | 7858万0733円 | 5700万4482円 |
| 支出 | |||
| 経常経費 | 1498万6067円 | 1910万3530円 | 2188万4319円 |
| 政治活動費 | 860万5631円 | 4788万5921円 | 2914万7792円 |
| 支出合計 | 2359万1698円 | 6698万9451円 | 5103万2111円 |
| 翌年への繰越金 | 292万8405円 | 1159万1282円 | 597万2371円 |
2012年は、本年収入が減少し、政治活動費も翌年への繰越金も減額しています。
にもかかわらず、「経常経費」だけは最高額になっています。
「舛添要一後援会」がなくなっているにもかかわらず、なぜ「経常経費」が2011年よりも増額しているのでしょうか?
2.3つの政治団体の経常経費
(1)そこで、経常経費について注目してみましょう。2010年
| 政治団体名 | 「支部」 | 「研究会」 | 「後援会」 | 「合計」 |
| 人件費 | 546万6675円 | 78万0711円 | 70万1848円 | 694万9234円 |
| 光熱水費 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 備品・消耗品費 | 212万5894円 | 43万5062円 | 2万6870円 | 258万7826円 |
| 事務所費 | 210万4752円 | 145万0300円 | 189万3955円 | 544万9007円 |
| 経常経費総計 | 969万7321円 | 266万6073円 | 262万2673円 | 1498万6067円 |
3つの政治団体の「経常経費」の各支出項目において「新党改革比例区第4支部」が中心であること、そのうち「人件費」の支出が一番高額であることがわかります。
なお、光熱水費は、事務所費の中に含まれるとして明記されています。
この点は、2011年、2012年も同じです。
(2)2011年
| 政治団体名 | 「支部」 | 「研究会」 | 「後援会」 | 「合計」 |
| 人件費 | 761万1725円 | 152万7952円 | 37万2670円 | 951万2347円 |
| 光熱水費 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 備品・消耗品費 | 226万9035円 | 41万0160円 | 6387円 | 268万5582円 |
| 事務所費 | 382万8051円 | 182万4900円 | 125万2650円 | 690万5601円 |
| 経常経費総計 | 1370万8811円 | 376万3012円 | 163万1707円 | 1910万3530円 |
(3)2012年
| 政治団体名 | 「支部」 | 「研究会」 | 「合計」 |
| 人件費 | 779万5599円 | 242万9547円 | 1022万5146円 |
| 光熱水費 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 備品・消耗品費 | 476万4820円 | 68万6926円 | 545万1746円 |
| 事務所費 | 392万2262円 | 228万5165円 | 620万7427円 |
| 経常経費総計 | 1648万2681円 | 540万1638円 | 2188万4319円 |
(4)3政治団体(または2政治団体)の各「合計」
2010年と2011年の3政治団体、2012年の2政治団体の「経常経費」の各項目の各「合計」だけを拾い上げてみましょう。
| 年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 |
| 人件費 | 694万9234円 | 951万2347円 | 1022万5146円 |
| 光熱水費 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 備品・消耗品費 | 258万7826円 | 268万5582円 | 545万1746円 |
| 事務所費 | 544万9007円 | 690万5601円 | 620万7427円 |
| 経常経費総計 | 1498万6067円 | 1910万3530円 | 2188万4319円 |
すでに確認したように、2012年は、本年収入が減少し、政治活動費も翌年への繰越金も減額しています。
また、同年は、3つの政治団体から2つの政治団体になっています。
にもかかわらず、「人件費」が最高額になっています。
「人件費」は詳細な報告がないので、なぜ最高額になったのか全くわかりません。
なお、事務所費については、すでに「家賃」の件で問題点を指摘しているので、ここでは取り上げません。
(5)また、2012年は、「備品・消耗品費」が2倍超になっています。
| 政治団体名 | 「支部」 | 「研究会」 | 「後援会」 | 「合計」 |
| 2010年 | 212万5894円 | 43万5062円 | 2万6870円 | 258万7826円 |
| 2011年 | 226万9035円 | 41万0160円 | 6387円 | 268万5582円 |
| 2012年 | 476万4820円 | 68万6926円 | ー | 545万1746円 |
(6)、「新党改革比例区第4支部」の「備品・消耗品費」について、2011年と2012年を比較すると、
「備品」が約36・2万円から約74・4万円に、
「消耗品」が約15・1万円から約25・8万円に、
自動車関係が約5・5万円から約174・5万円に、
「その他の支出」がやく94・4万円から約140・6万円に、
それぞれ増えています。
これについては、後で再度取り上げます。
(7)「舛添要一後援会」が2011年6月末に解散しました。
2012年には、衆議院が解散し、総選挙が行われましたが、舛添氏は参議院議員であり、2013年の参議院通常選挙には立候補していません。
自動車関係の支出が増えていますが、それは、衆議院解散による総選挙が行われた2012年12月より、ずっと前の支出です。
その時点では、翌年の参議院通常選挙に立候補するための準備として政治資金の支出を行っていたのでしょうか??
2012年に、巨額ではないものの、「新党改革比例区第4支部」の「人件費」や「備品・消耗品費」の支出が増えたのは、疑問が生じます。
3.2012年の政治活動費・経常経費と絵画購入
(1)すでに紹介した3つの政治団体の「政治活動費」だけを再度紹介しておきます。| 政治団体名 | 「支部」 | 「研究会」 | 「後援会」 | 「合計」 |
| 2010年 | 402万2879円 | 393万3296円 | 64万9456円 | 860万5631円 |
| 2011年 | 2925万9576円 | 1635万9055円 | 226万7290円 | 4788万5921円 |
| 2012年 | 1518万4165円 | 1396万3627円 | ー | 2914万7792円 |
前述したように「舛添要一後援会」が2011年6月末に解散し、舛添氏は2013年の参議院通常選挙には立候補していませんから、「政治活動費」としての支出も減少したのでしょう。
(2)では、全く問題がないかといえば、そうではないようです。
しんぶん赤旗2014年1月27日(月)
政党助成金12年分
舛添氏 絵画購入など100万円超
国民の税金である政党助成金の不適切な支出が問題になっている東京都知事候補の舛添要一元厚生労働相が、政治資金や政党助成金で絵画を購入していたことが、「赤旗」日曜版の調べでわかりました。絵画の購入などに使われた金額は2012年分で100万円以上にのぼっています。
舛添氏の資金管理団体「グローバルネットワーク研究会」の12年の政治資金収支報告書によると、東京はじめ、静岡県、岐阜県、香川県、富山市など全国の画廊で絵画を「政治活動費」で買い集めています。
項目は、「調査研究費」のうち、「資料代」。ある画廊は「舛添氏には絵画を売った。“資料”ではない」と証言しています。
また、舛添氏が支部長を務めた「新党改革比例区第4支部」は、「備品」「消耗品」の名目で絵画購入や修復費用を政党助成金で支払っていました。
同支部から政党助成金で800万円もの家賃収入を得ていた舛添氏のファミリー企業「舛添政治経済研究所」の登記簿によると、目的欄に「絵画・陶器等美術品の販売」を掲げています。
税法上優遇される政治資金や、国民の税金である政党助成金で絵画を買い込む舛添氏の「政治活動」が問われています。



