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NHK人事で職員らにアピール――勇気のある報道を

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アピールを配る会員。(撮影/伊田浩之)

〈経営委員の人事から新会長選任にいたる経過には、NHKの番組、ニュースを都合のいいようにしたい、という政権の意図が強く働いていると考えられます〉〈現場のみなさんは、機械的でマニュアル的なバランスに縛られず、視聴者に本当に伝えるべき内容を勇気をもって放送してください〉――放送を語る会(今井潤代表)は「放送の自主・自立の危機に際してNHKで働くみなさんに訴えます」とのアピールをまとめ、1月14日午前、東京のNHK放送センターや名古屋、京都、大阪の放送局前で出勤する人々に手渡した。

 アピールには、日本ジャーナリスト会議など9団体、研究者ら29人(うちNHK関係者11人)が賛同。同会によると、今回の人事へのNHK内部の問題意識が高くないことに危機感を抱いたのがきっかけで、NHKの人たちへの直接配布はあまり例がないという。

 アピールでは、次期会長に決まった籾井勝人氏(日本ユニシス特別顧問)が「テレビは『反対!』っていう人ばかりを映している。賛成と反対があるならイーブンにやりなさい」とインタビュー(『週刊文春』2013年12月26日号)で述べたことを紹介。政府批判の報道や市民運動の取材の制限などが、新会長のもとですぐに始まる恐れがあると警鐘を鳴らしている。

 会のメンバーらは、配布終了後、NHKと日本放送労働組合にも同趣旨の申し入れを行なった。

 放送を語る会は、1988年の「天皇報道」をきっかけに、視聴者市民、放送研究者、放送労働者の三つの立場の人びとが、放送について語り合い、研究し、発言する場を作ろうと結成された。

(伊田浩之・編集部、1月17日号)

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