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- 2014年01月29日 20:04
看護陸曹が「衛生兵」に?衛生関連の法規制の見直しか
政府は、他国から武力攻撃を受けた有事に際して、救急救命士の資格を持ち負傷者搬送に従事する自衛官が担う医療行為の範囲を拡大する方向で検討に入った。やっと、こういうことを国がまじめに考えるようになった、というところでしょうか。
自衛官の医療行為拡大 後方支援強化へ検討
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014012701002291.html
陸自の看護陸曹は自分の判断で投薬や注射、手術までできる諸外国の看護兵とことなり、看護士、救急救命士ぐらいのことしかできません。
医官の指示がなければ、これらの行為ができません。ですが、戦場のあらゆる場所に医官がいるわけでもない、また医官自身が死傷する可能性も少なくありません。
現状は多少乱暴いえば、怪我した自衛官は死ね、ということになっています。
あるいは戦争、実戦のたぐいは起こらない前提でやってきたわけです。
ですから陸自は途上国ですら持っている装甲野戦救急車すら1輌ももっていない、わけです。ですが我々は未来永劫戦争が起こらないという、ファンタージーの世界に住んでいるわけじゃありません。戦えばけが人、病人、死人がでるのが当たり前です。
現状で戦争が起これば、米軍ならば1名の死亡で済むところ、10人も20も死ぬ、あるいは失わなくて済む手足を失うことになるでしょう。
これは陸自だけではなく、海自や空自でも同じです。すべてのフネに医官が乗っているわけでもないし、医官が戦死する場合もあります。空自の救難ヘリのメディックや空自の基地が攻撃された場合だって出来る処置が限られています。
陸自の野戦病院もかねてから持ってはいましたが、実戦では使えませんでした。これは有事法で変わりましたが、衛生がらみでは多々問題が残っています。
平時の医師法などで戦時の自衛隊の行動を規制することが土台無理な話です。ところがこういう話が中々問題になってきませんでした。
まあ、戦車だの戦闘機だの景気のいい話をしている方が楽しいのでしょうけども、いくら戦車があってもこういう衛生関連不備のままではまともに戦争ができません。
戦車を増やせ、戦車がないと、国が滅ぶというような主張をする人達は装甲野戦救急車を採用しろとはいいません。率直に申し上げて彼らが「お花畑」と揶揄する観念的左翼の平和主義者と目くそ鼻くそです。
実戦経験が豊富で人口が少ない国、例えばイスラエルや、かつての南アフリカでは衛生を非常に重視しています。
防衛省でこのようなことを等閑視してきたのは、内局の衛生のトップが厚労省からの出向者ばかりで、現実を分かっていないからだと以前自衛隊中央病院の院長に聞いたことがあります。無論原因はそれだけではなく、防衛省・自衛隊にまともに戦時に備えるという意識が薄かったからでしょう。
衛生担当者だけではなく、一般隊員に対する衛生関連の規制も再検討すべきです。
また先の大震災のような大規模災害では、一般国民に対しても看護陸曹などの治療行為を行えるようにすべきです。
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