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在職15ヶ月でクビ。でもマー君の5年分稼いで米ヤフーを去ったCOO

米ヤフーの2013年10−12月期の決算が28日に出ましたが、売上高は12億6800万ドル(1300億円)に終わり、4四半期連続の減収だそうです。2012年7月にグーグルから迎えられたマリッサ・メイヤーCEOも頭の痛いことでしょう。

で、そのメイヤーCEO、つい先日は別件で痛撃されました。自らがグーグルからスカウトしてN0.2のCOOに据えたエンリケ・デ・カストロ氏をクビにしなければならなかったことです。その内実は複雑なのでしょうが、書き立てられているのは、たった15ヶ月でクビになってヤフーを去ったカストロ氏の稼ぎの巨額さです。

日本では米大リーグ、ヤンキースに移籍する楽天の田中将大投手の年俸総額1億5500万ドル(160億円)に度肝を抜かれましたが、これは7年間の総額。1年あたりだと2200万ドルほど(23億円)。その5年分を15ヶ月で稼いだことになるようです。どうなってるのか?

SECへの提出書類では、カストロ氏のサラリーは60万ドル、ボーナスは最大サラリーの2倍などと驚く額ではなかったようですが、米国IT企業によくある巨額なストック・オプションなどの付帯条件が凄くて、総額1億900万ドル(112億円)を稼いだことになるというのです。

これはいくつものメディアが、Executive compensation firm (重役報酬会社?)のEquilar社が推計したものとして伝えていて、その内訳はBusiness Insiderが細かく報じていますので、関心のある方は御覧ください。

また、ForbesのコラムニストJeff Bercoviciは、これがいかにケタ外れかを書き連ねています。まずは、1億900万ドルを在職の日数で割ると1日当たり(週末も含んで)24万4千ドル(なんと2513万円!)と弾きます。

そして、株式公開会社の中で、世界で最も高給なオラクルのラリー・エリソンCEOより高いとし(ブルームバーグの記事によると、2012年が9620万ドル、2013年は7840万ドル)企業の歴史の中で今世紀最大のGolden Parachuteだ、と指摘します。(Golden Parachuteとは、高額の退職金の意。買収された側のトップが高額のカネを貰って地位を降りることから、そう言うようです)

さらに、企業統治の格付けをしているというGMI社のレポートによると、2000年から2011年にかけて、1億ドル以上を受け取ったGolden Parachute組のCEOは21人しかいません。

その中で最も高額なのはGEのジャック・ウェルチ氏の4億1700万ドルですが、彼は20年間もCEOをつとめて業績を拡大した上でのことです。また、カストロ氏と異なり、この21人はCEOで、在職期間はカストロ氏よりずっと長い人ばかりです。

こういうことからも、いかにカストロ氏の条件が破格だったかが明らかです。しかし、米国では契約書を交わしていれば面白おかしく書かれることはあっても、それ以上にはならない感じです。在任1年で都知事を去った猪瀬直樹氏の退職金1000万円についてさえ異論が出たような日本とは風土が違うようです。

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