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- 2014年01月27日 22:05
「嫌韓」と韓国に対する理想と現実
1 はじめに
私の場合基本的に国際政治(中国)が専門なので、それ以外のことはあまり詳しくないのが正直なところです(その中国についても経済はだめですし、安全保障でも軍事分野などになると殆どわかりません)。ハングルもわからないような状態なので、あまり韓国についてはどうこういうつもりはなかったのですが、最近の韓国の動きにはいろいろ思うところがあり、好き勝手に書かせてもらっております。
そのからみで、前回エントリーした「日本の「右翼」を攻撃する韓国と宣伝戦」では、いろいろ興味コメントをいただいたので、それに対する回答という意味も含めて、今回のエントリーとさせていただきます。
2 右翼
前回書いた様に何をして「右翼」とするかという問題があります。コメントでも「国王を中心にして右側に座り、逆に反体制で場合によっては国家転覆を目論む勢力が左側に座ったこと」というものをいただきました。間違っていたら申し訳ないのですが、確かフランス革命の時に国王反対派が左側に座ってことが「左翼」、反対に国王擁護派が右側に座ったのが「右翼」という言葉のはじまりだったと何かで読んで記憶があります。
そのため、もともとは単なるどちらの体制を支持するかだけの意味だったのですが、その後相手を批判する際に使われた結果、あまり好ましくないニュアンスも中には含まれてしまっているという話です。
3 右傾化
実際中国などが日本を批判するときは、「右派分子」と明確な言葉を使って批判してくるわけですが、その内容というと、とても論理的とは言えないものが多く、何でもかんでもこじつければそれはそうなるとしか言いようのないこともあります(日本が北朝鮮の人工衛星を打ち落とす目的は軍事大国化(新華社の報道))。日本が右傾化しているか、世界から孤立化しつつあるかというとそんなことはありません(実際あれだけ好き勝手やっているアメリカや中国をみれば日本の例などとるにたらないものにしか思えません)。
ただ、それでも私が怖いと思っているのは第二次世界大戦の問題についてのわかりにくさというのはどうしてもつきまとい、中国や韓国がしかける情報戦を信用する者もいるだろうという話です。
東京裁判の問題やA級戦犯の妥当性など日本ではいろいろ指摘されておりますが、世界でどれだけの人がそれを知っているかという話です。結果、「A級戦犯=ナチス」というわかりやすい話が、「慰安婦=sex slave」同様に広がってしまうのではないかということを心配しているだけです。
4 生身の人間
今回のコメントで「会って話したこと」があるのかという指摘がありました。これは結構大事な話で、中国の「反日デモ」などを見ていると「日本」に対する攻撃が本当にひどい状況ですが、彼らがどれだけ「日本」「日本人」を知っているか疑問です(反日デモとイメージ)。実際、韓国人もあって話をしてみると(言葉の関係で中国語か日本語でしか話をしたことがないのですが)、本当に礼儀正しい方が多く、こうした方とつきあっていれば、「嫌韓」を叫ぶ人に対していろいろ言いたくなる方がいても何の不思議もないと思います。
ただ、中にはやはりどうしようもない人がおり、日本人とみると露骨に態度を変えたり、中国語の授業中にいきなり授業とは全く関係のない、竹島の話を一人で話し始め、授業の邪魔をするバカもいました。
5 嫌韓
日本でなぜここまで嫌韓意識が高まったかという話ですが、「韓国全体と在日韓国人の2パターン」があるというコメントをいただきました。「在日の韓国人は、犯罪率が高く福祉にタダ乗りしていると」という発想が1つ。もう1つは、「竹島やら盗んだ仏像を返さないなどで最近始まった」「韓国全体を嫌う風潮」という指摘です。確かにこの2つは別物ですが、私的には不可分に結びついているように思えてなりません。
というのは、前者の在日韓国人の問題は在特会などが主張するいわゆる「在日特権」とも関連してくるわけですが、在日特権などがあるのかという話で、韓国に対する諸々の負の感情が身近にいる韓国を代表する方々に分けて対して向けられているという面が強いのではないかと考えるからです。
マスコミの影響についてのコメントもありましが、確かにこれまでマスコミで韓国に対して腫物を触るように、批判を無理に抑えてきたことも、逆に不満をため込むことになり、マスコミ不信と共に嫌韓意識を強めることになったという面はあるかと思います。
6 最後に
「理想」は大事だと思いますが、私は基本的に理想よりも現実が大事だという発想で、私は無理をして中国や韓国と友好(関係改善)を深める必要はないと考えております。特に韓国の場合、外交の駆け引きも通用する状態ではなく、日本の一方的な譲歩を求めてきているだけなので、ここで譲歩しても日本側に何のメリットもないことは明らかです(「韓流ブーム」に関する左右の意見と日韓外交)。
その点、中国の方が駆け引きが通用するだけまだマシで、そういう意味で中国の見せかけの関係改善を行い、韓国に圧力をかけるという方法もあるのではないかと思っております。
もちろん正攻法としては、アメリカに韓国に対する圧力をかけるように頼むという話になるのでしょうが、下手をすると韓国の行っている告げ口外交にもなりかねず(朴槿恵大統領の「告げ口外交」とその効果)、格好悪いとしか思えないので、個人的には反対です。



