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それでどうしたアルゼンチン

金曜日の株式市場は全世界的な価格下落だったようだ。アルゼンチンに始まった市場縮小への不安が引き金になった。でも、その何が不安なのかは理解できない。水鳥の羽音に驚いたようだ。

もちろん、これによって世界の株式市場が再び水面下に沈む可能性がないわけでない。しかし、これまでの株価の上昇を支えたアメリカを中心とする世界経済の回復からすると、アルゼンチン経済の変調は些細な問題でしかないと思える。

新聞情報で気をつけないといけないのは、それが毎日大仰だということである。新聞記事にメリハリが必要となり、読者の気を引くためにはオーバーな見出しの1つや2つが必要となる。うじゃうじゃ書いていたのでは「新聞代を返せ」となる。

よく考えればいい。明日にでも日経平均株価が2万円に達するかもとの雰囲気で書いていた新聞が、今日の紙面では「懸念」を伝えている。客観的に新聞を読むのなら、「そんなもんやな」、「昨日の記事を忘れるのが正しい」ということでしかない。

もちろん、明日に何が生じるのかは誰も分からない。アルゼンチンという今では世界の外れにある、しかし面積が大きいだけではなく、気候の温暖な国が、今回のような経済危機を招くのは望ましいことではない。しかし、「それでどうした」である。特定の国の発展は、個人の場合と同様、相対的なものである。どこかの国が相対的な地位を低下させないことには、他の国の相対的な発展がない。明日は我が身の要素が多分にある。

アルゼンチンには申し訳ないが、一国の栄枯盛衰とはそういうものである。同時に、国といえども衰退することがあるとの明確な実例が示された。

思うに、昔は国の領土の売買が行われていたのだから(アラスカがその好例)、日本がメンドーサの権利を全面的に買い取ることがあってもいいのではないか。ワインのタダ飲みにあくまでもこだわるのだが。

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