記事

身内ブクマ云々でトップに載らないのは「アルゴリズムのブラックボックス化」として歓迎すべきだと思う

身内ブクマ問題


 『そろそろ、はてなブックマークスパム問題について当事者から語っておくとするか - 情報学の情緒的な私試論β』などで話題にしていた身内ブクマですが、歴史は繰り返すようです。むしろ「グループ同士はブクマしちゃダメ」ってぐらいにしとかないとやっぱり形骸化するんだろうねぇという。

 本件に関しては色々な意見がある事は前提としたうえで私の立場としては、「1ブクマ新着」or「新着入り、ホッテントリ入りの基準をキツくする」が良いと考えており、運営としては後者の方向に舵を取ったものと考えています。善意であれ、悪意であれユーザーの自粛を要請するのは悪手です。

 どちらの方法も身内やクラウドソーシングなどを使って3 Users集めるか否かでPVが変わりすぎる状況を無くすためのものです。何度か書いてますが、はてな側は「3 Usersなら新着に載せる」とは明言してませんし、アルゴリズムを昨年末ぐらいからいじっています。

 よって3 Usersになったのに新着に載らない理由についても「独自のアルゴリズム」から漏れたからであって「スパム判定されたから」では必ずしもないという事です。載らなくなった事に罪悪感を感じるのも非難するのも違う気がします。

身内ブクマでトップに載らないのは歓迎すべき事


 私自身は先のエントリなどで身内ブクマを自粛しないと統計を晒す人とかいるよって警告しており、実際に晒される事態になったわけですが、個人の意見としては「身内ブクマそのものの何が悪いの?」という感覚はあります。

 あくまでブクマを短期間で集めると、その水準にないと客観的には判断されやすいエントリまでもが新着やホッテントリなどの公共圏に載るから悪いわけで、それは運営側で対処すべき事です。なので自治厨の出る幕は本来的にはありません。それでも分かりやすいアルゴリズムが放置されていたので、自治行為側に一定の支持が集まりやすい状態にあったわけです。

 しかしながら、このままフィルタリングがきつくなってくれれば身内ブクマは「ズル」としての意味をなさなくなり、本来的な意味での身内ブックマークやEvernote転送のためにも利用できるようになるので私の望み通りです。それでも統計を晒す人はただのおバカさんなわけですし。

新着に載せるためにブクマするんじゃないよね?


 なので「スパム扱いされるからやめよう」と自粛を呼びかけるのはちょっと違うんじゃないの?って思うわけです。「知り合いはブクマしやすいよね」っていう性善説をカマトトぶりながらも信じていたのに「新着に載らなくなるから止めよう」と明言されると、やっぱりそっち目当てだったのか・・・とも思えてしまいます。

 私としては自由にブクマしたいのでアルゴリズムはブラックボックスにして欲しいわけです。それこそはてブを集めたのにGunosyに載らない云々と怒る人なんていないし、身内ブクマでGunosyに載せよう/載せやがってなんて誰も言いません。そっちの感覚のが普通だと思うんですよね。話をまとめると以下の通りです。

  • 新着に載らないのは「スパムだから」とは明言されてない
  • 新着に影響しにくい事が周知されれば本来的な意味での身内ブクマが自由にできる
  • アルゴリズムをプレイヤー側が把握して最適化するのはお門違い

 あくまで集合知によって自然に良い物をみつけるための指標なのに「最適化」によって狂わせるのはシステムを形骸化させていく行為なわけですし、そんなところばかりを見ていても仕方がないと思います。プレイヤー側がアルゴリズムを把握して何とかしようってのはブラックハットSEO的な発想として廃れていくと思いますよ。

あわせて読みたい

「はてなブログ」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    BLOGOSサービス終了のお知らせ

    BLOGOS編集部

    03月31日 16:00

  2. 2

    なぜ日本からは韓国の姿が理解しにくいのか 識者が語る日韓関係の行方

    島村優

    03月31日 15:41

  3. 3

    「いまの正義」だけが語られるネット社会とウェブ言論の未来

    御田寺圭

    03月31日 10:09

  4. 4

    カーオーディオの文化史 〜ドライブミュージックを支えた、技術の結晶たち〜

    速水健朗

    03月30日 16:30

  5. 5

    BLOGOS執筆を通じて垣間見たリーマンショック後10年の企業経営

    大関暁夫

    03月31日 08:27

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。