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組合員7万人以上、出資総額27億円以上:地域住民がつくる画期的な病院「南生協病院」

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こんにちは、ビッグイシュー・オンライン編集部のイケダです。現在発売中の231号より読みどころピックアップしてご紹介いたします!

地域住民がつくる画期的な病院「南生協病院」

231号の特集は「生きる喜び つくる病院」。医療に限界を感じ、「こんな病院があれば」と願う市民によってつくられたふたつの病院が紹介されています。こちらの記事では、そのなかから愛知県名古屋市にある「南生協病院」をピックアップします。3万人以上が見学に訪れたという、実に画期的な取り組みです。

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「南生協病院」は非常にユニークな総合病院。エントランスホールに足を踏み入れると、そこにはおしゃれなカフェやコンビニ、保育所、石釜ベーカリー、オーガニック・レストラン、旅行カウンター、図書館、フィットネスクラブなどの施設が用意されています。常務の柴田純一さんは、次のように語っています。

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(新鮮多菜カフェ&レストラン にんじん *公式サイトより)

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(風と緑のダーシェンカ -YOU- 大高店 *公式サイトより)
「患者さんだけでなく、保育所やベーカリーに来る和解お母さんもいれば、町の中・高校生がくつろげるスペースもあり院内では多くの市民ボランティアが活躍している。そうした"混ざり合い"は、人と人がつながることにこだわってきた私たち南医療生協の哲学そのもの」
南生協病院の母体は「南医療生協」。生協の名の通り、市民の手によって始まった活動です。
はじまりは、59年に愛知県を直撃した伊勢湾台風。(中略)その惨禍の中で、救援活動をした人々と地域住民が集まって「自分たちの診療所を」と立ち上がり、61年に308人の出資によって設立されたのが南医療生協だ。当初は小さな診療所からのスタートだったが、76年に総合病院の南生協病院を設立。
南医療生協の組合員数は、なんと71,000人以上。さらに、その出資総額は27億円というから驚きです。
「出資者にとっては、地域の医療福祉がよくなることが、何にも替えがたい配当。しかも、利用者としてだけでなく、自らボランティアとして積極的にかかわり、人と人がつながりながらお互いの日々の暮らしや命を守る。無縁社会といわれる現代で、そうした活動で多くの人が意義を感じているからこそ、組合員も増え、病院を訪れる見学者も後を絶たないのではないでしょうか」(名誉理事長・柴田寿彦さん)
「医療崩壊」という言葉は日本社会に長らく踊りつづけていますが、「南生協病院」は、これからの日本における重要なロールモデルのひとつとなっていくのでしょう。

本誌では他にも小児がん専門の治療施設「チャイルド・ケモ・ハウス」が紹介されています。こちらも市民たちが寄付を集め設立された画期的な病院です。気になる方はぜひ231号を手に取ってチェックしてみてください。

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