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成人の日にあたり 権利と義務と責任と 国民投票法に関して

13日は成人の日でした。私もかれこれ22年前、成人を迎えたときに何とも言えぬ解放感を感じたことを思い出します。これでお酒を飲める、たばこを吸えると、大人の象徴としての振る舞いを、隠れずに嗜むことが許されるのだと、大きな気持ちになったのを思い出します。

さて、昨今の国会では憲法改正に関する国民投票法案の三つの宿題を速やかに対処しようと議論が進んでいる模様です。そのひとつが、国民投票を18歳から認めようと言うことです。法律にもそのように書かれており、与党内では特に公明党が実現を強く主張しているようです。また、法律の成立時(2007年)には民主党が18歳からの投票を強く主張し、第一次安倍内閣において与野党協議によって盛り込まれたようです。

私も現職時代、憲法審査会で本件につき発言、質問をしました。確かに法律には18歳とありますが、他の法律、少年法を筆頭に、未成年飲酒禁止法、未成年者喫煙禁止法などなどとの関係を整理せずに、国民投票法だけを18歳に前倒すのには違和感があり、その点を指摘しました。私のみならず、多くの同僚が国民投票法だけが18歳になることの違和感を訴えましたが、どうもその声は聴き遂げられず、前に進もうとしているように思えます。整理すべき論点がいくら多くても、しっかり整理せずに勢いだけで前に進めば、必ず後で、どこかでしわが寄っていくでしょう。いつもは理性的な公明党ですが、本件に関してもぜひ適切に進めてもらいたいものです。

成人とは、権利を得るとともに、大人としての義務も課せられ、それだけ責任も大きくなります。もちろん、子供のような大人だらけの社会、逆に大人顔負けのしっかりした子供もいる昨今、しかし、法律はその社会の中で一線を引くもの。成人と言う一線を引き直すほどのオオゴトですから、いくら考え直してもよいと思います。

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