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『内田樹&名越康文の辺境ラジオ』で語られたAKBとEXILE論がものすごく的確だった。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

以前もご紹介したことのある、『内田樹&名越康文の 辺境ラジオ』という不定期のラジオ番組が、昨年末も放送されました。

MBSラジオ1179ポッドキャスト | 内田樹&名越康文の 辺境ラジオ【2013年12月29日 放送分】

今回もまた紹介せずにはいられない内容盛りだくさんで、特に今のAKBやEXILEを観て感じる違和感について、ものすごく的確な言葉で表していたので、皆さんにもぜひご紹介しておこうと思います。

ちなみに、以前『辺境ラジオ』について書いた記事はこちら。

反知性主義・反教養主義の象徴がAKBとEXILEの量産である。

話題は、後半の「日本の教育システム」に及んだ時です。

今の日本の教育行政は、株式会社社員教育のソレと同じになってしまっている。日本の次世代を担う人物を創ろうとはしていない。一部のエリートと安い労働力、これに二分化しようとしている。働き蜂をつくりだすシステムに変えようとしている、と。

これはまさに反教養主義、反知性主義であって、今の安倍政権の課題であるとお二人はおっしゃっています。

学校の勉強ほど楽しくないものはないということを教え込もうとしており、とても変な現象が起きてしまっていると。

それを象徴する出来事というのが、ASEANの首脳会議の出し物がAKBとEXILEだったということ。

あの場で彼らを起用するということは、官邸がお墨付きで「これが日本の若者たちのロールモデルである!」ということを明示したことになる。「日本の若者はこうゆう風になりなさい。」と。

それは具体的にどんな人間かというと、低学歴・低学力で、割とイケイケで、色も濃くて、愛国心をやたら主張するような人間。知性もいらないし、教養もいらない。歌って踊ればいいんだと。

あのような形で提案したのは、今までの教育行政システムの中で前代未聞の出来事であると内田樹さんは仰っています。

もちろん、名越康文さんは「AKBやEXILE自体が悪いのではなく、それを縮小再生産していることが問題で、劣化版のたくさん作り出そうとしていることがいけないのだ」と多少のフォローは入れていました。

しかし、お二人の見解として、これは明らかに日本の教育主義が反知性主義、反教養主義に舵をとった証拠であるということに変わりはないようです。

EXILEとAKBを中心に「大量ヤンキー文化、無意識ヤンキー文化」が形成されており、これに対するレジスタンスを起こしていかなければいけないというのがお二人の考え方のようで、これは聴いていて「その通りだな」と思ってしまいました。

最後に

今回の辺境ラジオでは、同時に今の若者たちの間で芽生えてきている明るい兆しについても語られています。

それについては個人的な意見もありますし、ここで一緒に書いてしまうと長くなりそうなので、次回また別途書いてみようと思います。

なにはともあれ、今回ご紹介したこの教育システムについての話は、本編のほんの一部分であり、他にも面白い話が目白押しだったので、ぜひ興味がある人は聴いてみてください。もちろんPodcastでも配信されています!

MBSラジオ1179ポッドキャスト | 内田樹&名越康文の 辺境ラジオ【2013年12月29日 放送分】

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

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