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米著名記者ジェームズ・ファロウズが靖国参拝をアウシュヴィッツに喩えて炎上→謝罪

カーター大統領のスピーチ・ライターを務めた事もある米国の著名ジャーナリスト、ジェームズ・ファロウズ氏が『アトランティック(The Atlantic)』のブログで安倍首相の靖国参拝をアウシュヴィッツに喩えて炎上、謝罪する場面がありました。

問題のブログ記事でファロウズ氏は:
対中関係が悪化しているこの時期に日本の首相が靖国神社を参拝するのは、喩えて言えばドイツの首相がイスラエルと揉めている最中にアウシュヴィッツを訪問するのにかなり近い……For a Japanese leader to visit Yasukuni, in the midst of tensions with China, is not quite equivalent to a German chancellor visiting Auschwitz or Buchenwald in the midst of some disagreement with Israel.
とやってしまい、読者から強い反発を受けました。

その翌日、ファロウズ氏は「昨日、咄嗟に靖国神社をアウシュヴィッツに喩えてしまい、失敗した」と認め、読者から寄せられた反響を紹介しました。

その中でファロウズ氏は
「アウシュヴィッツは犠牲者のメモリアルであると同時にドイツの内省のシンボルになっている(symbols of the country’s introspection)」
と指摘しました。そして一人の読者からのコメントを引用し
「これに対して靖国神社は英霊を祭っているので、少し意味合いが違う(Yasukuni, on the other hand, is dedicated to the memory of those who fought for Imperial Japan)」
ことを説明しました。

また次のような投書も紹介しています:
私のお祖父さんは第二次世界大戦で日本と戦いました。また母の親戚も日本軍の捕虜になり痛めつけられました。その関係で私は日本の首相が靖国神社に参拝することにはずっと反対の立場をとってきました。しかし最近は少し考え方が変わってきました。世界各国は日本が「次に行ける」ように少し静かにして上げた方が良いし、我々も自分達のやってきたことを少し自問し直す必要があるのではないでしょうか? 

靖国神社に英霊が祭られていると言うけれど、イギリスにはドレスデン爆撃を指示した軍人のメモリアルがあるし、米国には南北戦争の将軍のモニュメントがあります。(中略)極東の各国はメンツを重んじる文化であり、お互いが過去に犯した罪をののしり合っていますが、日本軍の行為に対してはとりわけ強い批判をいまだに持っています。中国などの周辺国が日本を批判すればするほど日本のリーダーは何らかのカタチで体面を維持しなければいけなくなるのではないでしょうか? 

(中略)

日本の人達が靖国神社に参拝して、戦死した軍人の霊を祭るのをわれわれが受け容れてあげれば、日本も「次にいける」し、軍国主義的な考えや好戦的な考えを持つ極東の各国それぞれに居る一部の人たちが、この機に乗じる機会を封じることにもなると思います。

Both of my grandparents fought against the Japanese during WWII and many of my mother’s relatives were imprisoned and tortured by the Japanese. I used to agree that Japanese leaders should not visit Yasukuni.

Over time, however, I have grown to think that the rest of the world also needs to ask hard questions about itself, to give the Japanese the space to “move on.”

First, while Yasukuni holds war criminals alongside many regular service men and women, it is not some outlier. Many war memorials not only include the names and graves that others regard as war criminals, but directly honor these figures. The UK has a memorial to the man who ordered the fire-bombing of Dresden.

In the USA, we still have high schools and monuments to Confederate generals 150 years later.

(中略)

Finally, the East Asians of all people should be most sensitive to the issue of “face.” The main East Asian nations still gripe loudly about each other’s sins and defects, but reserve special criticism about the Imperial Army. The louder the Chinese and everyone else shout about the sins of the Imperial Army, the more that a Japanese leader has to do something to save face. A visit to Yasukuni is less belligerent than many alternatives, like lobbing missiles or sinking boats.

All in all we, the rest of the world, are the ones making a visit to Yasukuni about war crimes. Perhaps if we joined the Japanese in peacefully honoring their war dead, and just make Yasukuni just about a tragic loss, we can all move on. Better yet, we take the issue away from the neofascists and warmongers on all sides, just as East Asia heats up.

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