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iPhone関連発表に見る期待と安心と落胆の風景

昨日のiPhone 4Sの発表を巡って色んな話が飛び交っているわけですが、基本的にiPhoneのユーザーというかApple製品のユーザーではない私の場合、それを何となく一歩引いたところで眺めていたりします。もちろん自分自身が通信業界に身を置いている関係上それなりに思うところは色々とあるのですが、件のiPhone 4S自体がどうのこうのとか言う話はさておきですね・・・

自分が好きなものに対する重い思い



人間誰しも何かしら自分の好きなものに対する思い入れというのはあると思います。それが食べ物だったり読み物だったりアイドルだったり鉄道やらクルマといったものだったり、、あるいは何かしらもっと身近な何かだったり。因みにその思いの強さ度合いや深さ度合いは人によっても違うわけですが、とりあえずネット上の私の観測範囲で言うと「より新しい革新的な何か」を求めていた人の「落胆」に近い声の方が目立つ気がします。

もちろん多くの人にとっては好きなものが自分にとってよりよく変わってゆくことを期待するのは良くわかりますし、自分自身の好きなものに対しては同じ思いを持つのも事実。だからといって重いが強くなりすぎると「贔屓の引き倒し」にも繋がるわけで、ここらあたりの「観衆の思い」と「提供者側の思い」のギャップというのはどこの世界にもあるよな、と改めて思うところです。

もちろん立場立ち位置の違い、そして何をどこまで理解してるかによっても受け取り方が変わるのは何でも同じなのですが



私ごときが事前に何を知るわけでもないのですが、常々言い続けている「コンテクストの重要性」ってのがやっぱりあるよねということも改めて思ったりもしています。もちろん私自身が触れる事が出来るのは一般的な報道に基く話であるし、仮にそれ以上の事を知りえる立場だとしても必要とされない場においてそれを口外することは無いのですが、たとえば各所で報道されているような情報を組み合わせるだけで見えてくる物事というのはやっぱりあるわけです。

因みにこのアタリ、いわゆる「大マスコミ」による報道云々という議論が横にまきつくのですが、たとえば元々海外での出来事や物事の話であれば、日本の媒体各社は本気で自主取材をしない限りどこかしら海外メディアなりなんなりの情報を翻訳し、あるいは何かしらの解釈をつけて伝えるわけです。

そう。実は必ずどこかしらにソースがあるんです



個々の情報はどこかしらにソースがあるはずです。何かしら裏を取れるような情報があるはずです。必要に応じてそれらを掘り下げるのは勿論ですが、普段からどれくらい「観測範囲」を広げておくかというのはとても重要な訳ですが、幸か不幸か今回のようにそもそもコトが海外で起きている場合、どうしても最低でも英語の壁があります。でも、ここで怯んでは何も手に入らないのも事実。

そういえば、グローバルな人材云々という話が随分と昔から叫ばれていますが、実は海外への居住経験があるとか留学経験があるとかそういったこととは全く別次元で、そもそも自分が守備範囲とする何かに対するアンテナをどこまでキチンと張れるか、そしてそれを維持できるかってのも重要じゃないかと思うんです。その意味で、そもそも英語の壁なんて話をしてる時点で駄目ですね。更に海外の事情に詳しいとか言いつつも、実は情報は誰かが日本語に訳したものからが殆どだとかいう話だと、もうどうしようもない。

じゃぁたとえば今回のiPhone 4Sに絡んだときってどうなのって?



そこは自分自身の興味やら何やらが絡みますし、それ自体を必死に追いかける気もありませんでしたが、Appleの動きとは別に海外の通信事業者の過去から今に至る諸々の動きとかを見てると何となく想像できるところはあるわけで、かつ、たまたま自分がそれらの世界に非常に近いところで禄を食んでいることもあったりするんで、そういう側面から見てどうよっていう意見はあります。ただ、世の中的には端末自体が通信サービスの利用の入り口で、かつその使い勝手とかかっこよさとか現在仕えるネットワークの速度の話とかがメインになるんで、知人と話をしていても微妙に思うところのニュアンスが通じにくいところはあります。

まぁ、もっともそういう話はどの業種業態にもある話で、いわゆる「中の人」だから判ってる事、理解できること、そしてその結果持つ意見というのはどうしても「中の人」とは違う方と合いにくい側面があるとは思うんです。妙に一生懸命背景を説明しても、中々受け入れてもらえないこともあります。私自身も自分で想像している状況とは余りに違って「なんでそうなの?違うでしょ?」とか思う話に出くわす事が時々あります。でも、聞き手としてそれらをまずは謙虚に受け止める姿勢があればどこの業界の話であっても自分が知らない、あるいは自分とは縁の無かった業種業態の「中の人」の話ってのは面白いんですけどね。だって、例えば聞き手が勝手に想像する状況の良し悪しという主観的な軸とは関係なくそれが事実なわけですから。

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