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永遠の0

 友人に勧められたので、年末年始の話題作、「永遠の0」を見てまいりました。累計発行部数450万部を超える大ベストセラーの映画化だけあって、キャストは脇役も含めて豪華メンバー、製作委員会も東宝・電通・アミューズ・講談社・朝日新聞社などそうそうたる顔ぶれ、監督・脚本は「ALWAYS三丁目の夕日」山崎貴氏、音楽は「ハゲタカ」の佐藤直紀氏など、まさに日本映画界の総力戦といっても良い布陣です。

 戦争モノとなると必ず問題となるのが、海戦・空戦をどう撮るのかということなわけですが、CGと実写を組み合わせたVFXという手法で描かれた空母赤城や機動部隊の海戦シーン、零戦の空戦シーンは見事で、まさに大画面映画にぴったりの迫力でありました。特に、ミッドウェー海戦で、わずか数発の爆弾で赤城が大爆発するシーン、いわゆる「魔の5分間」は戦史マニアにはたまらない情景描写でございました。このVFXを手掛けたSHIROGUMIというプロ集団、ただものではありません。
 
 ストーリーはネタばれになるので原作を読んでいただくとして、まあ600頁にもわたる大作の本筋をはしょることなくよく2時間強でまとめあげたなと感心しました。ジャニーズ系のイケ面すぎる俳優はともかくとして、役者の演技もまずまずだったと思います。

 それにしても、空母を中心とした機動部隊という革新的なコンセプトを打ち出しながらも、爆弾数発で沈んでしまう弱い防御設計、熟練パイロットを簡単に死なせてしまうなど、旧日本海軍のアンバランス感は半端ないです。戦中に就役した空母などは、暗号が解読され、あるいはレーダーで補足され、そのほとんどが初戦を迎える前に潜水艦に沈められています。どうしてここまで情報とか兵站を軽視したのだろうかと、映画を見ながら、改めて考えてしまいました。

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