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銃弾1万発提供

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今朝の産経は、主張欄で「銃弾1万発提供 武器輸出見直し加速せよ」と次のように強調した。
≪武器輸出三原則の見直しを迫られる事態に直面したといえるだろう。

安倍晋三政権は国連と韓国政府の要請を受け、国連南スーダン派遣団(UNMISS)で活動中の陸上自衛隊の銃弾を派遣団の韓国軍部隊に提供した。緊急の状況であり、国際常識に照らして当然の対応だった。

日本が、国連平和維持活動(PKO)に参加する外国軍に銃弾を提供したのは初めてだ。政府は根拠をPKO協力法に求め、菅義偉官房長官の談話は、今回の提供を武器の輸出を禁じた武器輸出三原則によらない例外扱いとした。

政府は過去の国会答弁で、武器輸出三原則に抵触するなどとして、PKO協力法によっても外国軍への武器弾薬の提供は認められず、要請があっても断るとの立場をとってきた。

自衛隊は憲法解釈で武器使用を厳しく制約される。そのPKO活動は、人道支援などが中心で治安維持には当たらないなど、限定的なものだ。自衛隊が今回、銃弾の提供を断っていれば、日本は何もしないのかとの批判を浴びていただろう。

南スーダンは政情悪化によりPKO部隊の増派を迫られている。同じPKOの外国軍は「友軍」である。友軍とその保護下の1万5千人もの避難民が危険にさらされているときに、国連から要請があれば、銃弾であっても求めに応じるのは当然ではないか。

非現実的な武器輸出三原則に基づく時代遅れの法解釈は、人命の危機という現実を前に退けられてしかるべきだろう。

国連憲章の順守に努めるのは平和国家としての義務であり、国家安全保障戦略にうたわれた「積極的平和主義」の実践でもある。

国家安全保障会議(日本版NSC)の枠組みで安倍首相ら閣僚が4者会合などを開き、速やかに弾薬供与の方針を固めた。野党の一部には拙速との批判があるが、危機にある人々の安全を顧みない議論と言わざるを得ない。

小野寺五典防衛相は、検討中の武器輸出三原則見直しについて「今回の事案とは別な話だ」と語った。しかし、官房長官談話による原則の例外を重ねる手法を繰り返すことには限界がある。

世界の潮流である国際共同開発の推進も含めて、国際協調に基づく柔軟で分かりやすい武器輸出原則見直しが急務だろう≫
しかし私にはいまひとつわからないことがある。

「紛争地であるスーダンに派遣されている韓国軍の弾薬見積もり量である。スーダン情勢が緊迫して来た時点で、不足すると思われる?弾薬量を、なぜ速やかに国連に要求しなかったのか?

また韓国政府は、現地指揮官からの報告を受けてなぜただちに処置しなかったのか?

現地の韓国軍指揮官は、なぜ“気安く”自衛隊指揮官に要請したのか?

これを受けた日本政府が、ただちに国家安全保障会議(NSC)の4大臣会合と9大臣会合を招集して対応を協議して迅速に決断したことは評価できるが、それに比して同盟国との『集団的自衛権問題』は何故迅速に解決しようとはしないのか?

今回は、人道的支援であり政府は「例外扱い」とした。ダッカハイジャック事件で福田総理は「超法規処置」と称して、警察官が血みどろになって逮捕した犯人をやすやすと解放し、税金から巨額の追い銭を手渡して“解決”した。彼は総理であり、同時に自衛隊の最高指揮官でもある。この時の「超法規措置」と今回の「例外処置」はどう違うのか?

尊敬してやまない栗栖統幕議長は「超法規発言」をして辞職に追い込まれた。政治家は「行き当たりばったり」で言い逃れることができるようだが、自衛官にはそれができないのはなぜなのか?

過去の政権は、「白」を黒と言い「黒」を白という詭弁を弄してきたが、もう限界ではないのか?

その場の状況次第でどうにでも解釈できる(様な印象を与えること)がいかに日本人の精神を腐らせているか、気が付かないのか? こんな状況下で「紛争地に近い“安全地帯”」に派遣されている自衛官が気の毒だとは考えないのか? カンボジア派遣の時は、ショウカキが1丁、いや2丁などと、豆腐屋の店先のような会話が続いたが、家内は「なんでカンボジアにショウカキを持っていくの?」と聞いたものだ。“消火器”だと思っていたらしい。

国内の禅問答ならいざ知らず、今や情報は世界中に拡散する時代である。日本の政治家の軍事音痴ぶりが物笑いの種になっていることに気が付かない≪井の中の蛙≫じゃ、派遣された隊員も恥ずかしかろう。

戦後の奇々怪々な「場当たり的政治判断」をやめるべきときではないか?

最高指揮官が「ケースバイケース」で判断して状況に合わせるような指示をするようでは、軍は戦には勝てない。

単なる「武器輸出」の問題ではなく、国家戦略のあり方が問われているのだ。そしてこんな混乱を招いている元凶こそ“新憲法”と称する連合国から押し付けられた「不平等条約」なのだ。

いつまでも“解釈”でごまかしているといつかは行き詰るだろう。左翼メディアはそれを待っているのだ。猪瀬都知事と徳洲会問題のように…

これに関しては、曽野綾子女史の次の文が実によく的を射ていると思う。

[画像をブログで見る]
≪欠陥防衛産業?=産経から≫

ところで北朝鮮国内でも、大陸でも奇妙なことが起きているようだ。

北朝鮮については、国内で起きた最近の“奇妙な事件”も絡んでいるようで、やがて真相がわかるにつれて驚くような展開になりかねないが、今日はシナ大陸の動きについて書いておきたい。
≪【大紀元日本12月24日】幹部の腐敗・汚職を取り締まる共産党中央紀律検査委員会(中紀委)は20日、公式サイトで公安部の李東生副部長(次官)を「重大な規律・法律違反」で調査していると発表した。58歳の李氏は、江沢民一派の重鎮周永康・中央政法委前トップの側近で、法輪功弾圧の執行組織「610弁公室」の責任者でもある。中国問題専門家は「李氏への取り調べは、法輪功弾圧を主導してきた江沢民一派にとって大きな打撃となり、指導部が発した重要なメッセージだ」と指摘した≫
これに関連したものかどうか不明だが、20日以降渤海湾の北部と北京と天津を結ぶ海域内で演習?が続いているらしく、この海域は封鎖されたままだという。27日まで継続されるらしいが、それと同時に上海の武装警察部隊1000人以上が軽武装で北京の配置についたらしい。これは毛沢東生誕120周年記念式典関係じゃないか?と思うのだが、ウォッチャーは軍の移動が頻繁に行われていて、市民の間で噂になっているという。

しかし、香港に駐屯している陸戦の精鋭部隊がこれも1000人以上軽武装のままで上海に展開したという。軍が長距離移動して入れ替わるのはこの国の習わし?で、異民族間の対立を利用して「ためらわずに暴徒を鎮圧するため」との配慮からだろう。

江沢民派はほぼ壊滅?したといううわさもあるが、問題は太子党内部の異変のようで、明日の毛沢東生誕記念式典に何かが起きるのでは?という。

それを裏付けるように時事通信は北京の緊張した状況をこう報じている。
≪【北京時事】新中国を成立させた毛沢東主席(1893~1976年)の生誕から26日で120周年を迎える。習近平共産党総書記(国家主席)は、今も庶民の人気が高い毛沢東を利用し、その政治スタイルをまねているが、文化大革命(1966~76年)など「誤り」も犯した毛沢東に対する評価をめぐり、党内部や社会が分裂する現実にピリピリしている。

北京・人民大会堂で26日夜、毛沢東生誕を記念した大音楽会が開催される予定だったが、当局の許可が下りずに突然、中止となった。毛沢東の故郷・湖南省では23日夜、記念音楽会が開かれ、同省トップの徐守盛党委書記らが参観したものの、11月に同省を視察した習総書記は、記念行事を「盛大」に行うと同時に「簡素」「実務的」にするよう指示するなど、賛美の温度は下がっている。

共産党・政府の管理できない民間レベルの記念行事が盛り上がり、平等だった毛沢東時代への郷愁が高まり、深刻な格差や腐敗を解決できない現政権に対する庶民の不満が広がることを警戒しているためだ≫

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