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最低賃金を上げれば貧困層が救える??

アメリカでは最低賃金の引き上げがちょっと話題になっていた。

日本でも市場重視の経済政策を行うんじゃないかと僕なんかは期待していた安倍政権だけど最低賃金を上げることを決めていたように思う。

最低賃金の引き上げは本当に貧困層を救うのだろうか?

いつも言うように最低賃金の引き上げは需要と供給の関係から労働に対する需要を減らすことで低賃金労働者の職を奪う。だから理論的にはこれは決して低所得者を救うことにはならない。もちろん、これに対しては実証研究でそうではないと示す研究もある。そのあたりが最低賃金の引き上げのよりどころなのだが、もちろん、理論通りの結論を導き出す実証研究も数多くあるので、だったら理論に従うべきだと僕は思うのだがリベラルと呼ばれる人はどもそれだと納得がいかないらしい。

それはおいておいて以前から主張していることでもあるがNYタイムズにこんなブログがあった。

The Minimum Wage Ain’t What It Used to Be

This is confirmed in recent research by my graduate student Sam Lundstrom, calculating who would be affected by increasing the current federal minimum to $8.25 from $7.25. He finds that only 21.3 percent of the affected workers would be in poor families, while 30.9 percent would be in families with incomes more than three times the poverty line.(NYタイムスより引用)

最近の私の卒業生の研究によると最低賃金の7.25ドルから8.25ドルへの引き上げによってメリットを受ける労働者のうち21%が貧困な家庭出身であり、一方で30%が貧困ラインの3倍の所得がある世帯に属する。

まあ、よくある指摘である。

最低賃金近辺で働いているのは中流階級の大学生や高校生や主婦などのアルバイトがかなり含まれる。最低賃金を引き上げることによってもし彼らがメリットを受けるとすればそれはあまり意味がないことだと思うのは僕だけじゃないはずだ。

そのせいで様々なサービスの提供される値段が多少なりとも上がるとすればむしろ、被害をこうむるのは低所得者層かもしれない。(最低賃金で雇われている労働者が提供するサービスをより受けるのは低所得者層のはずだから)

ってことでいろんな観点から考えるとやはり最低賃金の引き上げというのはメリットがないと思う。賃金の決まり方は市場に任せておくのが良いというのが当たり前の結論だといつも思っているしいうのだけど、なぜか理解できない人が世の中にはたくさんいるのだから不思議だ。

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