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見直してみたい絵文字文化

メールに絵文字を使う人は若い人を中心に更に増えてきている気がします。男性やある程度年齢が上の人は使ってもせいぜい記号の「!」、「?」位でしょうか。そもそも、私はパソコンでのメールは多用しますが、携帯メールはその利用頻度が比較的低いのです。理由は小さい携帯から長文を打ちにくいこと、それに伴い送受信の情報量が乏しくなってしまうからです。言いたいことが端的な結論だけになってしまい、文と文の繋がりが分かりづらく、時としてお互いがどこまで状況を把握したうえでのやりとりなのか不明瞭なことが起こりえます。

Eメールは電話と異なり、相手の都合を考える必要があまりないため重宝されるようになりました。携帯、パソコンメールが世に出てくるまでは公衆電話の前の長蛇の列を待った末に相手先が留守なんてこともありました。

そんな便利なメールが引き起こす弊害とは何でしょうか?最初に思い浮かぶのが、相手がいつ読むか分からないこと、いつ返信があるのか定かではないことです。急な用事の場合はやはり電話で対応しなければならないでしょう。私も仕事などで緊迫した状態で相手に懇願するような時は電話が100%うまくワークする(勿論直接会うのがベストです。)ことは数々の経験の中で実証済みです。

次に相手の顔や声の調子がメールからは窺えないことでしょうか。私の発言に対して答えるまでに間が空いたのか、目線はどこにあるのかという部分からの情報取得はできません。たとえば「雪だから遅れる」というメールの場合、交通機関などの遅れで物理的に遅れるのか、出て行くのが億劫で心理的にいやいやながら、という気持ちなのか分かりかねるのです。

受け取ったメールを読むときの自分の心理状態によって、解釈の度合いが異なることもあります。例えば、「了解」にしても自分がリラックスした状態で読んだ場合はそうか、とすんなりその言葉通りに受け止めるでしょう。逆に仕事が溜まっていてメールが煩わしいような状態だと相手側は怒っていなくても「味気ないメールだ」と勝手に悪く解釈し、嫌な気分になることもあるのです。

自分の気持ちを最小字数で最大表現するのを手助けするのが絵文字、顔文字ではないかと思います。更に例えば「電車」は絵文字では一文字で表現できますから字数の短縮にもつながります。

絵文字文化は江戸時代から文字の読めない人向けに判じ絵という形で存在していたようです。絵文字文化は昔からあったわけですが、それをメールに使えるようになるまでには技術の進化を待たなければいけなかったということでしょう。

その絵文字も更に進化してきています。LINEでは絵文字よりも感情を表現できるスタンプなるものまで出てきています。一昔前、ファックス付き電話の次はテレビ電話が普及すると言われた時代もありましたが、端末の高価さからそこまでには至りませんでした。そこからスカイプの登場によってテレビ電話が一気に普及しました。最近ではスマホでLINEならビデオ通話すらできるようになったのです。

伝言ゲームをすると最初のメッセージと最後に受けとったものではかなり異なるように人それぞれに違う思考回路、知識、文化背景を持っています。そんな人々のコミュニケーションを助けるために様々な手法が発明されてきました。手法を活用することは悪いことではありません。その前に自分の伝えたいことがどう相手に誤解なくコミュニケーションをとれるのかを考える必要があるわけで絵文字というのは感情表現を絵という単純明快なものにした点でかなり優れているものであるといえるのかもしれません。

ただし、おじさまには絵文字の判読が出来ないというハードルをどう乗り越えるか、という課題が残るかもしれませんが。

今日はこのぐらいにしておきましょう。

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