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TPPシンガポール会合終了。次の山場は来年の春か。

シンガポールにおける4日間にわたるTPP交渉会合が終了した。

私も、農林水産委員会所属議員の立場で、交渉2日目の12月8日からシンガポールに入り、政府のTPP関係者や与党の関係議員などとも連絡を取りながら交渉に関する情報収集、意見交換を行った。

正直、よほどのことがない限り「年内妥結」は難しいとの感触を受けたが、実際、年内妥結は諦め、年明けに結論を持ち越す結果となった。

日本としては拙速に年内妥結に走る必要性は全くないが、アメリカは中間選挙をひかえて何らかの成果は欲しいはずであり、最後で妥協すると思ったが、さすがに譲歩はしなかった。敵もさるものである。

ただ、米USTRのフロマン代表は最終日に帰国の便をおさえていたとの情報もあり、そもそもアメリカ側が今回のシンガポール会合で、どれだけ真剣に「年内妥結」を勝ち取ろうとしていたのか真意はよく分からない。

一方、我が方の西村副大臣も、急きょ甘利大臣の代理として交渉に参加されたにもかかわらず、農林水産委員会の決議を強く主張するなど頑張っていただいたと思う。交渉終了後、ホテルで二度にわたり握手をかわした。 実は、この農水委員会決議は本年3月19日の農林水産委員会で、私が提案して策定されるに至ったものである。政府の交渉の拠り所としての役割を果たすことができたとしたら嬉しい限りである。

今回、日本の国益を害する妥協を強いられることは避けられたが、引き続き来年もタフな交渉は続くことになった。

そして、私は、次の山場は来年の春だと思う。

なぜなら、来年の春にはオバマ大統領が訪日する予定だからだ。その際の「お土産」として、日本側から妥協を差し出すようなことがないよう、引き続き、政府の交渉を厳しくチェックしていきたい。

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