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- 2013年12月10日 12:51
みんなの党に離党届を提出しました。
本日、みんなの党に離党届を提出しました。
支部長時代より3年間、政局に翻弄されながらもみんなの党で闘ってきた一員として残念でなりません。
決断の理由は一つ。
このままでは日本の未来への活路が見出せないと確信したからです。
未来を閉ざす雲のように積みあがる将来負担を減らすには、しがらみによるバラマキ政治を 断たなければなりません。
そのために政策と理念と覚悟をもち、団体献金も拒んで自らしがらみを断ったみんなの党が本来は中心となって、その役割を果たすはずでした。
それが、党内では前幹事長の更迭や所属議員の除名など、排除の論理が強まり党内はもとより党外に対しても急速に求心力を失っていきました。
私は危機感を感じ、「とにかく公正で開かれた寛容な党に戻して欲しい」と訴え続けてきました。
なぜなら、みんなの党は他の野党と異なり本質的なところで期待感を失ったわけでなく、自らまいた内紛の火種を自ら消すことができれば、そこで復活できると信じていたからです。
しかし、全議員が出席する両議院総会で訴えても、幹事長、代表それぞれに個別で説得を試みても、それが叶うことはありませんでした。
それでもこのような状況を「仕方がない」と納得するわけにはいきません。
それは今回の特定秘密保護法案の審議からも、現在の野党の限界やみんなの党の限界を思い知ったからでもあります。
当初から当法案の必要性は認めつつ、原案はおかしいという認識は党内だけでなく国会のほとんどの政党間でも共有されていました。
その中で与党は法案の改善も不十分なままに拙速に審議を打ち切ったのはご存じの通りですが、一方で野党側もまとまって法案を食い止めたり、抜本的な修正を得ることに、少しの意志も努力も能力も示すことはありませんでした。
そこでみんなの党は単独で、代表曰く「てこの原理」を働かせたもののやはり一部の修正に留まってしまいました。
果たしてこのような政治の構図に、またこのような矮小化された政党の役割に満足していていいのでしょうか。
しかも現在の「排除の論理」を貫く体制では、党内結束による「てこ」が強くなることも期待できず、ましてや共通認識を持った他党の議員たちを引き寄せ、法案の差し止めや抜本的な修正もできないことは明らかです。
そして私自身が一年間痛感し、野党の力が及ばない主因の一つである、形骸化した国会のあり方を変えることも出来ません。
このままでは小池まさなりにだけでなく、改革政党みんなの党に期待してくれた有権者を裏切り続けることになってしまいます。
政治の信頼をさらに失い続けることになってしまいます。
党内の闘いではなく、本来の闘いに戻らなければなりません。
内憂外患の日本の未来を切り拓き、未来への活路を見出さなければなりません。
今一度信念に従い、前を見て進んでまいります。
この度の判断に際し、多くの皆さまにはご心配とご迷惑をおかけして心からお詫び申し上げます。
また独りで踏み出した一歩を国会まで繋いで下さった皆さまには感謝し尽くせません。
これらの思いを決して失うことなく、これからの行動によって皆さまに認めて頂けるよう精進を続けてまいります。
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・「日本の“政策インフラ”は非常に脆弱なものになっている」~みんなの党・小池まさなり衆議院議員インタビュー~ - BLOGOS
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支部長時代より3年間、政局に翻弄されながらもみんなの党で闘ってきた一員として残念でなりません。
決断の理由は一つ。
このままでは日本の未来への活路が見出せないと確信したからです。
未来を閉ざす雲のように積みあがる将来負担を減らすには、しがらみによるバラマキ政治を 断たなければなりません。
そのために政策と理念と覚悟をもち、団体献金も拒んで自らしがらみを断ったみんなの党が本来は中心となって、その役割を果たすはずでした。
それが、党内では前幹事長の更迭や所属議員の除名など、排除の論理が強まり党内はもとより党外に対しても急速に求心力を失っていきました。
私は危機感を感じ、「とにかく公正で開かれた寛容な党に戻して欲しい」と訴え続けてきました。
なぜなら、みんなの党は他の野党と異なり本質的なところで期待感を失ったわけでなく、自らまいた内紛の火種を自ら消すことができれば、そこで復活できると信じていたからです。
しかし、全議員が出席する両議院総会で訴えても、幹事長、代表それぞれに個別で説得を試みても、それが叶うことはありませんでした。
それでもこのような状況を「仕方がない」と納得するわけにはいきません。
それは今回の特定秘密保護法案の審議からも、現在の野党の限界やみんなの党の限界を思い知ったからでもあります。
当初から当法案の必要性は認めつつ、原案はおかしいという認識は党内だけでなく国会のほとんどの政党間でも共有されていました。
その中で与党は法案の改善も不十分なままに拙速に審議を打ち切ったのはご存じの通りですが、一方で野党側もまとまって法案を食い止めたり、抜本的な修正を得ることに、少しの意志も努力も能力も示すことはありませんでした。
そこでみんなの党は単独で、代表曰く「てこの原理」を働かせたもののやはり一部の修正に留まってしまいました。
果たしてこのような政治の構図に、またこのような矮小化された政党の役割に満足していていいのでしょうか。
しかも現在の「排除の論理」を貫く体制では、党内結束による「てこ」が強くなることも期待できず、ましてや共通認識を持った他党の議員たちを引き寄せ、法案の差し止めや抜本的な修正もできないことは明らかです。
そして私自身が一年間痛感し、野党の力が及ばない主因の一つである、形骸化した国会のあり方を変えることも出来ません。
このままでは小池まさなりにだけでなく、改革政党みんなの党に期待してくれた有権者を裏切り続けることになってしまいます。
政治の信頼をさらに失い続けることになってしまいます。
党内の闘いではなく、本来の闘いに戻らなければなりません。
内憂外患の日本の未来を切り拓き、未来への活路を見出さなければなりません。
今一度信念に従い、前を見て進んでまいります。
この度の判断に際し、多くの皆さまにはご心配とご迷惑をおかけして心からお詫び申し上げます。
また独りで踏み出した一歩を国会まで繋いで下さった皆さまには感謝し尽くせません。
これらの思いを決して失うことなく、これからの行動によって皆さまに認めて頂けるよう精進を続けてまいります。
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