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履歴書を変えれば日本が変わる!日本とアメリカの大学の決定的違い(後編)

前回、日本の大学とアメリカの大学の決定的な違いを紹介させてもらった。
今回は日本の教育システムを変える為の解決策を解説しよう。

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ズバリ問題は「履歴書」にある。以前にもこの編集長ノートのコーナーで日本の履歴書のダメだしをしたことがあるが、今回は詳しく履歴書の違いをみながら解説することにする。
まずは日本の履歴書をみて行こう。以下に一般的な履歴書のフォーマットがある。

この履歴書は見慣れている人も多いと思うが、私自身が採用側の立場になってみて思うが、この履歴書ではその人のことがほとんどわからない。
まず、名前や生年月日などの個人情報を記載する欄が一番目立つ場所に大きくある。しかも顔写真も貼る。
海外では、顔写真を貼ることや生年月日を記載することはNGとされている。年齢や見た目で人を判断してはいけないとされているからだ。
そして、個人情報の下には学歴欄がある。
学歴で人を見るなんてくだらない。
東大を卒業した人なんて日本国内に何十万人といる。
その人たちが全員同じ能力、性格を持っているというのか?
しかも東大に通っていても成績が良い人と、成績が悪い人もいるが、履歴書では一切そんなことにはふれない。
学歴だけで採用されている。
さらに、一番重要な「個性」をアピールする欄が2枚目(右側)にあるが、フォーマットがかっちりきまっていて、自由にアピールできない。
この履歴書フォーマットが優れていると思う採用担当者がいたら話を聞いてみたい。
こんな履歴書で採用活動しているから、日本人がグローバルになれないのだ。
就職でアピールするときには学歴と顔写真だけで判断されるとわかっていたらどうするのか?少しでもブランド力のある学校にはいり、人に気に入られる見た目になろうとする。そんな上っ面だけの魅力を磨いて何の意味があるのか。

それでは英文レジュメをみてみよう。

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サンプル画像出典:http://www.thejobexplorer.com/Resume_Template/

英文レジュメは決まったフォーマットが無い為自由に作れるが、ここで紹介しているような形が最もベーシックで、1枚にすべてをまとめるのが通常だ。
見てわかるように、生年月日や顔写真はない。
そして学歴にしても通常、最終学歴くらいしか書かない。
さらに成績優秀者はGPA(成績評価値)も記載してアピールする。
もっとも注目してもらいたいのは「EXPERIENCE(経験)」という欄にページのほとんどを使っていることだ。
つまり、どんな学歴を歩んできたのかが重要なのではなく、今までどんな経験をしたのか、アルバイトでもボランティアでもなんでも自分の経験を書けば良い。
さらにアルバイトでも自分はリーダーシップを発揮したのか、それとも毎日遅刻せずにきちんと仕事をやり遂げたのか、自分自身の良さをアピールすればよい。
企業側からしても、個性をアピールされたほうが良いに決まっている。
リーダータイプの人だらけでは会社はうまくいかない。「適材適所」が必要だ。

日本の履歴書が英文レジュメのようなフォーマットになったら、日本人は学歴ではなく自分自身を磨く努力をするだろう。企業も魅力ある学生を採用できるようになる。
結局は日本の公教育の出口の部分である「就職」が学歴を求めている限りは、教育は変わらない。
出口が変わればすべてが変わる!履歴書を変えれば、受験も含めて日本の教育が変わるのだ!

【関連記事】
日本とアメリカの大学の決定的違い(前篇)

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