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朝日新聞に代表されるマスメディアの大罪〜イデオロギッシュな香ばしい胡散臭い「右派」対「左派」的単純二項対立の図式にこの法案審議を貶めた

  当ブログなりにこの度の特定秘密保護法案成立について総括しておきたいと思います。

 本件に関する当ブログの立ち位置はニュートラル・中立です。

 国家としての安全保障や外交、テロなどの機密を守る法整備は絶対に必要だとの認識を共有しています、先進国で唯一同様の法律が存在しない状態は変えるべきです。

 しかしながら今回の法案の成立は主に2点においてまったく納得していません。

 ひとつはその内容です、成立を急ぎすぎて与党内部ですら十分な熟議ができていません、あまりに稚拙で不備が多い点が不満です。

 最後の最後になって審議機関やチェック機関などを3つも4つも乱立させたことなど最たるものです、まともに機能するとは思えません。

 もうひとつは議会制民主主義の根幹に関わる点で、自民党の国民に対する手続き無視の杜撰(ずさん)なおごりとも呼べる乱暴さの問題です。

 ここに、自民党公式サイトにおいて、現在も昨年の衆議院選の自民党の選挙公約「重点政策2012」が閲覧できます。

重点政策2012

http://www.jimin.jp/policy/pamphlet/pdf/seisaku_ichiban24.pdf


 また今年の参議院選における自民党の選挙公約「J-ファイル2013」と「参議院選挙公約2013」も閲覧できます。

J-ファイル2013

http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/sen_san23/j-file-2013-06-27-1.pdf

参議院選挙公約2013

http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/sen_san23/2013sanin2013-07-04.pdf


 過去2年の自民党の公約において今回の法案は一箇所も出自していません、国民に法案成立を重点政策として明示していないのです、選挙公約として明示していないのです。

 ネット上の議論として、与党を国民多数派が支持しているのだから法案反対派は多数を取ってから意見しろとの強弁がありますが、私としては確かに安倍政権の支持率は高くてもこの法案に対する世論調査の結果は現時点で反対が多数派である点、さらに自民は直近の過去2回の選挙においてこの法案を全く国民に明示していなかった点、これらから強行採決はあまりに時期尚早であり、もっと時間を掛けて議論し国民の理解を求めるべきであり、自民党の国民に対する手続き無視の杜撰(ずさん)なおごりとも呼べる乱暴さを感じています。

 以上の理由からこの法案成立には、機密を守る法整備は絶対に必要だとの認識を共有しつつ、法案の内容そのものの不備が目立つ点と手続き上の国民軽視の手法に対して個人的に納得していないので、本件に関する当ブログの立ち位置はニュートラル・中立とさせていただきます

 ・・・

 そもそもなぜ熟議ができなかったのか、その責任の一端は間違いなく朝日新聞に代表されるこの法案に反対の論を貼ってきたマスメディアにあると考えています。

 9日は新聞休刊日ですが、8日までの過去1週間に朝日新聞が掲げた社説の一覧をご覧下さい。

【8日付け】秘密保護国会 異様な光景の果てに

http://www.asahi.com/news/editorial.html?ref=rensai

【7日付け】秘密保護法成立 憲法を骨抜きにする愚挙

http://www.asahi.com/articles/TKY201312060563.html?ref=editorial_backnumber

【6日付け】特定秘密保護法案 民主主義に禍根を残すな

http://www.asahi.com/articles/TKY201312050466.html?ref=editorial_backnumber

【5日付け】秘密保護法案 採決強行は許されない

http://www.asahi.com/articles/TKY201312040653.html?ref=editorial_backnumber

【4日付け】秘密保護法案 国会が崩す三権分立

http://www.asahi.com/articles/TKY201312030521.html?ref=editorial_backnumber

【3日付け】秘密保護法案 石破発言で本質あらわ

http://www.asahi.com/articles/TKY201312020575.html?ref=editorial_backnumber

【2日付け】秘密保護法案 裁きを免れる「秘密」

http://www.asahi.com/articles/TKY201312010259.html?ref=editorial_backnumber


 月曜日(2日)から日曜日(8日)まで一週間連続で秘密保護法案反対の論を社説に掲げ続けているのです。

 このようなマスコミの異常な法案反対報道により、この法案の扱いは一気にイデオロギッシュな香ばしい胡散臭い「右派」対「左派」的な「賛成」対「反対」の単純二項対立の図式に貶められていきました。

 大切な法案なのだから、現状の問題点をしっかり洗い出しもっと時間を掛けて法案の内容をよりよいものにしよう、という当たり前の建設的な中庸(ちゅうよう)な現状での強行採決反対の意見が、まったくかすんでしまいました。

 「賛成」対「反対」の単純二項対立の図式は、与党にとって熟議の機会の必要性を奪いました、彼らには強行採決の選択肢しかなかったのが現実でしょう、話し合う合意を得る雰囲気は皆無でした。

 この国には報道の自由があります。

 朝日新聞が一週間連続で秘密保護法案反対、強行採決反対の社説を掲げ続けたのは勝手です。

 しかしその感情的な主張は、一気にイデオロギッシュな香ばしい胡散臭い「右派」対「左派」的単純二項対立の図式にこの法案審議を貶めていったのです。

 与党を強行採決に追い込んだ一因は朝日新聞に代表されるこの国のマスメディアにあると考えます

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