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ただし国政に限る

自民すり寄りは裏切り…江田憲司氏が執行部批判(読売新聞)

 みんなの党の江田憲司前幹事長は2日夜、都内のホテルで開かれた日本維新の会の松野頼久幹事長代行のパーティーに出席し、「自民党にすり寄り、連立を視野に動くなんてとんでもない。有権者への裏切りだ」と述べ、安倍政権との接近を図る渡辺代表ら党執行部の対応を批判した。

 江田氏は「アベノミクスが頓挫した時に、自民党に変わりうる政権交代可能な受け皿をつくることを衆参の選挙で約束した」と強調。松野氏は「民主党、維新の会、みんなの党の3党が協力しながら、安倍政権と違う道を作っていかないといけない」と応じた。

 みんなの党は相変わらず内部対立が激しいですが、分裂と再編はあるのでしょうか。江田幹事長曰く「自民党にすり寄り、連立を視野に動くなんてとんでもない」「民主党、維新の会、みんなの党の3党が協力しながら」云々。自民党と組む政党と、民主党あるいは維新の会と組む政党であれば、間違いなく前者の方が真っ当と言いますか、後者の正気を疑いたくもなるところですけれど、この場合は「与党と組む」か「野党と組む」かがポイントなのでしょうね。与党派の代表と野党派の幹事長で揉めているわけです。

(新市長・24日)市川市(朝日新聞)
 市川市(千葉県)大久保博氏(64)=無現、自・民・維・公・生・社推薦、再選。元小学校教諭の田中長義氏(63)=無新、共推薦=を破る。投票率は21・71%。

 例えばこの辺、先月の首長選挙の一つですけれど、何とも典型的と言いますか自称無所属の候補を「共産党以外みんな」で支援して共産党の候補と対決するという恒例のパターンがあります。国会では、さも「野党でござい」という顔をして政府与党への批判票を掻っ攫うのに余念がない政党も多々ある一方、各地方自治体では専ら与党として国政でも与党である党と手を携えて首長を支えているのが一般的な日本の政治です。誰もが地方議会の勢力図など気にも留めずに国会で野党でありさえすれば野党扱いが当たり前になっているわけですが、これってどうなのでしょう?

 よくよくみると上記引用の「反共産党連合」に、みんなの党は顔を出していません。この辺はみんなの党で唯一の評価できる部分と言いますか、地方選挙での相乗りには共産党に次いで否定的な見解を取っているようですね。この辺、自民党の長年の友である民主党や社民党よりはずっと、与党の批判者たる資格アリなのかも知れません。もっとも江田氏は「アベノミクスが頓挫した時に~」と宣うわけですが、むしろここに至るまでの日本の経済衰退を導いてきた「コイズミクス」の周回遅れの信奉者たちの集団が盛り返すようであったら、それこそお終いだと思います。

 付き合う相手を見れば、その人が分かるものです。ブログなんかでも、どういうサイトにリンクを張っているかを見れば、著者の頭の中が分かりますかね。政党も然りで「いかなる相手と組もうとしているか」は党の表向きの主張以上に雄弁に実態を物語るものではないでしょうか。こうした面では各地方自治体で自民党と連立与党の忠実なパートナーである民主党などは、少なくとも現状もしくは与党側に批判的な人から本来であれば支持を受ける資格なしと言えるところですが、果たして……

 ただ反対に見ると、各地方自治体で民主党と手を組んでいる自民党ってどうなんだろうと、そう思うこともあります。民主党と手を組むなんて信じられない、民主党と手を組むような政党など絶対に応援できない――そう自民党に対して感じるわけですが、まぁ世間の人は国会での勢力図だけしか気にしないものなのかも知れません。でも、それでいいのかなと。やっぱり、組む相手は選ばないと、それこそ「有権者への裏切りだ」ということにもなるのではないでしょうか。

 例えば例外的に民主党が自民党とは別に候補を立てた場合など、何度か共産党から選挙協力を打診するようなケースがありました。それを専ら民主党側が固辞してきた実績もあるわけです。何かと「ブレ」の大きな民主党ですけれど、絶対に相容れないものがあるのでしょう。ともあれ「協力は拒否できる」と言えます。支援を「お受けできません」と退けることも決して不可能なことではないはずです。支援してくれるなら自民も民主も公明も維新も社民も統一教会も中核派も拒まない政治家が一般的だからこそ、反対に「○○とは組まない」姿勢も問われるように思います。外国に対して(対岸から)勇ましいことを言う政治家には事欠きませんけれど票を動かせる相手にまで「勇」を見せられる人がどれだけいるのやら。

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