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亀田大毅初防衛成功って、それ嘘でしょ

いまやボクシングファンの関心の的のひとつは、なりふり構わず興行街道まっしぐらのTBSと亀田一家の「ボクシング祭り」の幕がいつ降りるのか、また誰が降ろしてくれるのかに移ってきていると思いますが、これがなかなかしぶといのです。

やっと幕が閉じ、これで終わったかと思っても、常識を超えた逆転劇が繰り出され、さらに祭りを引き延ばすところは、TBSも亀田一家もなかなかのものです。憎まれ役はそう簡単に消さない、なにを言われようがドラマを終わらせない、引き延ばせば延ばすほど祭りは盛り上がり、興行は成り立つというシナリオでしょうか。

そんな仕掛けにはまってしまったひとりですが、昨日の亀田大毅対ソリスとのWBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦の結末にはさすがに驚かされました。亀田大毅が勝った場合は文句なしに統一王者に、負けた場合はどちらのリーグもチャンピオンが空位という話でしたが、それが覆され、亀田大毅はIBF世界スーパーフライ級王座として残るというのです。いやはやなんでもありです。
IBF、亀田大の王座残留発表 空位の説明「記憶ない」 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

先月に行われた兄の亀田興毅の済州島で行われた試合が酷いものだったという記憶はまだボクシングファンに残っていると思います。そもそも対戦相手として、世界ランキング14位で選手としてはもう終わっている孫正五(ソン・ジョンオ)を選び、いつものように楽に勝てる興行を仕組んだのです。それでは興行としての面白みに欠けると思ったのでしょう、韓国の済州島に開催地を選び、アウェイの不利を乗り越えて勝って感動というシナリオだったのだと思います。

ところが、会場で鳴り響く声援に孫正五(ソン・ジョンオ)が目覚め、亀田興毅は大苦戦を強いられ、ダウンまで奪われる始末でした。想定外の事態が起こったのです。それには主催者側も慌て、スコアの修正、いや集計にずいぶん時間がかかってしまいました。ファンから見れば亀田興毅が勝った判定はとうてい納得できるものではありませんでした。

TBSには5万件を超える抗議が殺到し、ネットで行われたアンケートでは、亀田の負けだったという回答が圧倒していました。
11・19亀田興毅の世界戦 判定結果に大多数のファンが「納得できない」 - リアルライブ

昨夜は、ミニマム級のIBFチャンピオン高山が対戦相手をスピード、また技術で相手を圧倒してよかったのですが、つぎの亀田和毅には悪いですが、まともに勝利したので興味は半減。そしてクライマックスのソリスによる亀田大毅退治が始まったのです。

見ていると、予想通り試合は対戦相手のソリスが圧勝で、これで最初の一人目が退治されたと思いきや、亀田興毅戦と同じく、またスコアの修正、いや集計にかなり時間をかけ、これは亀田大毅を勝たせるのかとハラハラさせられましたが、さすがに今回は2対1で判定が割れるという結果に収めたようです。

しかし逆転劇は仕組まれていました。今朝のニュースで、IBFの初防衛は成功で、亀田大毅がチャンピオンとして残るというのです。嘘をつくことすらいとわない、ここまでやるかと、いやはやTBSと亀田一家には脱帽です。

フェアさなんか関係ない、勝てばいい、興行として成り立てばいい、そんなダーティな世界をスポーツに持ち込んだことはやがて諸刃の剣として帰ってくるはずです。「倍返し」への期待はそれだけ自ずと高まってくるのですから。

スローモーションでの再生映像を見れば拳であたっていないようなパンチでも、亀田兄弟が攻撃すれば、アナウンサーが甲高い声で叫び、またゲストの提灯解説を聞いていれば、亀田がいい試合をやっているように錯覚する人もなかにはいらっしゃるかもしれませんが、しかし亀田興毅に試合結果へのアンケート結果では大半のファンはそうではないのです。ファンを舐めたことでどんな「倍返し」があるのかを見たいものですが、もうそろそろこんな、なにわの恥、日本の恥の茶番は終わらせてもらいたいものだとつくづく感じます。

それでも祭りがどう終わるのかを見たくて見てしまう、それが駄目なんでしょうね。

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