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出会いと別れを繰り返しながら…

昨日の特定秘密保護法案の採決結果を受けて、我が党からも複数の離党者が出ました。

その中には、私が政界に入るきっかけを作ってくれた兄貴分や、ともに衆議院選挙や都議会議員選挙で寝食を共にした先輩たちもおり、率直に言って寂しさや無念さを感じます。

会派が分裂してしまった時もそうでしたが、かつては懇意にしてくれた議員の先輩たちと袂を分かつてしまったことが、このたった数ヶ月で何度もあります。

民間にいた時であれば、ライバル企業や仕事上では対立する立場でも、その場を離れれば友好的な人間関係を維持することができました。

でも、残念ながらこの政治の世界では、「意見や立場は異なってしまったけど、まあ人間関係はこれまで通りに…」ということがなかなか出来ません。

異なる立場の人間同士が会食でもしていれば、「あいつも『あっち側』だったのか!」「新党結成の動きがある!」なんて噂が即座に広まるからです。

何より、ノーガードで抜身の意見を常に世間に表明しなければならない議員同士ですから、意見が対立すればやっぱり仲が悪くなります(苦笑)。

こういう時に何より政治の世界の厳しさを感じるのですが、私も政治家です。やっぱり今回の件についてもはっきりと意見を述べさせていただきたいと思います。(友達が増えることあるんだろうか、この職業…)

組織(政党)の中で意見が対立する時、「我々の上司は党首ではなく、有権者(国民)である」というロジックを掲げる議員は多くいます。

であればなおさら「党の公認をもって有権者から信託を受けて、当選した」という事実こそ、政党政治をとる日本社会において重要なものであると、私は考えています。

今回の法案については「拙速な判断だ!」とする意見が多くあります。組織の決定に対して、その法案責任者や組織の長と十分なコミュニケーションをせずに離党するのも、それこそ「拙速な判断」ではないのでしょうか?

特別保護法案は世論を二分する、大変不人気な法案です。私自身、昨日今日と街頭に立ち、厳しい意見をたくさんぶつけられました。

頭つかえよ!おまえら政治家どもは、馬鹿なんじゃないか?」とまで罵られました。

政治家ですし、賛成に回った政党の組織人としてご意見は受け止めます。

組織に所属していれば、いい時もあれば悪い時もあります。民間企業だって、業績が悪い時にいるのはつらいものです。
その時に「組織のやり方が悪い!」「考え方が変わってしまった!」と責めて転職するのも、民間企業であれば一つの手です。ですが、先にも述べた通り我々は選挙で公認を受けて当選した政党人です。風が悪いからと言って背を向ける(ように見える)のは、私は違うと思っています。



しかしながら、この法案を拙速に無理やり通そうとしている与党政府を圧倒的な賛同で選んだのは、我々国民自身ではなかったのでしょうか。

私自身は自民党一党集中となる危険性を感じ、1年前の衆院選から都議選、参院選と闘う中でなんどもなんども、なんどもそれを訴えてきました。結果は、御存知の通りです。

「投票率が低かったからだ」「実際は世論の○○%しか自民党を支持していない」という反論はありますが、人々を投票所に向かわせることができなった点も含めて自分たち自身の責任でありますし、それが「民意」です。

ですので、今回のいわゆる「強行採決」をもって「民主主義の崩壊だ!」「日本は北朝鮮になった!」という意見には、私はどうしても共感ができないのです。民意の結果として、今の国会の姿があります。(そして実際、安倍政権の支持率はいまだに高いままです)

我々みんなの党は、民意によって与えられた国会議員の人数の範囲内で、ギリギリまでできることを真剣に考え、実行しました。

私はその決断は責任ある態度として、誇りに思います。

これで日本が終わりだなんて、自分は全然思っていません。むしろこれで、日本人が一党集中の危険性に気づき、政治への関心が高まったのなら、その点は歓迎すべきことです。

法案は、できたら終わりではありません。人の作りしものならば、人が変えることができます。

私は国会議員ではありませんが、本法案可決に加担した政党の地方議員としてこの法律が適切に運用されることはもちろん、日本の将来についても大変に重たい責任を背負ったものと思っています。

できない反対を唱えるより、やるべきことをやりたいし、やるつもりです。地方議員とはいえ政治家、普通の人よりできることは多いはず。

これからも厳しい意見は受け止め、また仲間との惜別に一抹の寂しさを覚えながらも、健全な民主主義と日本の未来のために活動を続けていきます。

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